カテゴリ:スイスの生活( 66 )

スイスドイツ語

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スイスには2002年に引っ越して来ましたので、もうかれこれ15年以上はスイスに住んでいます(途中で単身ドイツに約半年マイスターコース受講のため住んでたこともありますので)。引っ越してきて最初に戸惑ったのは、やっぱりスイスドイツ語(以下スイス語)です。

基本的に私みたいな見るからに外国人という人がドイツ語を話していたら、スイス人は標準ドイツ語で話してくれるので日常生活で苦労はありませんが、スイス人同士がスイス語で話してるのを横で聞くとか、ラジオのお喋り、テレビの天気予報などスイス語オンリーになると、最初の頃はわけがわからなくなっていました。

ニュースは標準ドイツ語なのに、なぜ天気予報だけスイス語でやるのか疑問なんですけど・・・・「寒冷じぇんしぇんが・・・」で有名な気象予報士の故・福井敏夫さんだって、イントネーションは関西でも標準語で話してましたよ!!

さて、一番衝撃的だったのが、スイスのパン屋さんで働き始めた初日のことです。

パン工房はどこでもそうですが、チームで仕事をします。作業台を囲んでみんなで生地の成形をしながらお喋りするんですけど、成形しながら、周りの3人のスイス人のおじさんの話を聞いていたんです。

・・・・スイスに来る前はドイツですし、ドイツ語で日常生活は全く困らない、この私なのに!
なのに、なのに・・・・愕然とするほど何について話してるのかも分からなかったんです!

例えばですよ、ドイツから英語圏に引っ越して同じ作業をしてたとします。そしたら、きっと話してるテーマぐらいは分かったと思いますよ。しかし、あの時は本当にテーマも分からなかった!あれはすごい衝撃でした。もちろん、同僚と初めて会ったばかりで、彼らの家族構成も何も知らないわけですから、井戸端会議的な会話としては理解が難しいパターンではありましたけれど。でもでも、同じドイツ語の国に引越したはずなのに、あれは本当にびっくりでした。

でもね、下手に外国語としてドイツ語を知っているからか、最初の頃は、話されている文章の意味が頭の中で通じなくなった時点で、「?????」ってなってしまってフリーズしてしまって、そのあとの話がもう耳に入って来なくなっていたから、更に「分からない~!」となっていたと思います。
典型的な単語が、「Mir(ミア)」と「händ(ヘント)」でした。
ドイツ語の「私に」という意味の Mir だと思ってしまってるから、もう意味不明。
「ヘント」も「手」の訛ったもの?と思ってしまってるから、意味不明で思考停止~~~みたいな感じでした。
ちなみに、ミアは「Wir(ヴィァ)」で、「私達」ってこと。
ヘントは、ハーベン(英語の have) です。
ですから、例えば、
Mir händ dich gärn. = Wir haben dich gern. = Wir mögen dich.
です。

ま、とにかく、現地の人たちとずっと仕事をしてきているので、15年も住んでるとずいぶん分かるようになりましたよ。
自分では話せないですけどね。
でも、ベルリン時代のドイツ人の知り合いとかに電話すると、「君のドイツ語、スイス人みたいで笑える~!!!」って爆笑されます。

うちの子たちは、外ではスイス語、家に帰ってきたら標準語で話しています。ドイツ人の夫がスイス語を話そうとしたり、スイス語の単語を混ぜてお友達がいるところで話そうとしたら、子ども達は「恥ずかしいからやめて~~!!」って言っています。
わかる~~~!!私自身、大阪育ちですが、両親は非関西人ですので、特に父が関西弁を真似て話したりしたら、「おかしいからやめて~~!」と思っていましたもん。

というわけで、スイス語がどんなものか聞いてみたい方は、こちらのNZZ (Neue Zürcher Zeitung) が作った動画をご覧ください。
ちなみに、最初と最後に出てくる、ドイツ人コミュニティ会長(そんなんあるんだ!知らなかった)が立ってるとこは、わが町ツークです。
なぜかこの場面だけですが。きっとこの会長はツークに住んでいるのでしょう。
それ以外の場面は全部チューリッヒです。

そして、途中で出てくる単語例の意味ですが、
Natel = Handy
Schwingbesen = Schneebesen
Beiz = Kneipe (Restaurant)
Abwart = Hauswart
15年も住んでると、全部分かった。


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by deutschebaeckerin | 2018-11-10 22:40 | スイスの生活 | Comments(0)

多国籍・多文化・多言語

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子ども達が通う学校の3年前のクリスマスコーラスの様子です。
子ども達はこの全校生徒40人ぐらいの小さな公立の学校に、年中さん、年長さん、1年生、2年生の4年間通い、3年生からはもっと大きな小学校に移ります。
授業としては幼稚部と小学部にしか分かれておらず、それぞれが合同で行われ、クラスは大体それぞれ20人ずつです。

私達の住んでいるツーク州は税率が低いため、たくさんの多国籍企業が本社を構えていますし、ここで起業、登記する会社も多くあります。また、個人の所得にかかる税率も低いので、富裕層が居住地をツーク州に移している場合もあります。もともと公用語が4言語あるスイスですが、このような背景もあり、スイスで一番面積が小さい州ではありますが、2012年の時点で127の国籍の人が暮らしています。この数字は、国連加盟国数が193ヵ国であることを考えれば、驚異的です。

さて、子ども達の通うこの小さな学校でも、いろんな国籍の子ども達が一緒に学んでいます。

クリスマスの時、先生が家庭で皆が話してる言語で「メリークリスマス!」って書いたカードを作ろうと言って、作り出してみたら、20人の生徒達が家庭で話してる言語は16ヶ国語だったそうです。

思い出すままに(順番に意味や理由はありません)
1.ドイツ語
2.スイスドイツ語
3.フランス語
4.英語
5.日本語
6.イタリア語
7.スウェーデン語
8.デンマーク語
9.ハンガリー語
10.ロシア語
11.ギリシャ語
12.トルコ語
13.オランダ語
14.マケドニア語
15.ルーマニア語
16.ペルシア語

そういうわけで、うちの子たちが日本語を話せることは、別に「すごい!」って話ではないんです。

日本では外国語(特に英語)を話せることをすごく褒めたり、英語の早期教育に力を入れたりする親がいますが、実際に多様な文化の入り混じったところで生活、子育てをしていると、本当に言語はただのツール(手段)でしかなく、大事なことって、そこじゃないよね。と実感として分かってきます。子ども達にとって大事なのは、お友達と意思疎通ができて、学校で楽しく過ごせているか。息子のクラスに英国から引っ越して来た子がいて、ドイツ語がちんぷんかんぷんらしいと聞くと、

「その子、休み時間は皆と遊んでるの?」
「うん。」

あー、良かった。と私は思うし、それから数ヶ月経って、

「あの英国から越して来た子、ドイツ語できるようになってきた?」
「まだ下手だけど、ずいぶん喋れるようになってきたよ。休み時間もみんなでサッカーしてるよ。あの子、サッカー上手なんだよ。」

と聞くと、私もすごく嬉しいです。ちなみに、ドイツ語の下手な子だけを集めて、通常授業の時間に並行して(時間外ではなく)学校でドイツ語を学ぶ時間が設けてあります。

私自身も、仕事でいろいろな国籍の方と電話やメールでやり取りをします。スイス国内のお客さんでも、フランス語圏のお客さんとのやり取りは、私がフランス語ができないし、相手はドイツ語ができないので、英語でのやり取りになります。電話だとお互い下手なので、通じやすい(笑)。書く時は、最近は、グーグル翻訳がすごく便利なので、ややこしい内容の場合は、まずドイツ語で書いてから自動翻訳にかけて英語にして、あとは必要であれば訂正するだけ。これで済んでしまいます。日本語は主語や述語がはっきりしない曖昧な言語なので、ビジネスのやり取りではドイツ語で最初に書く方が私には楽なんです。

うちの子たちは、スイスのドイツ語圏で育っていますので、一番大事なのは現地絞でのお勉強ですし、きちんとドイツ語が理解できて、将来はきちんとした文章が書けるようになって欲しいと思います。感受性が強くて吸収力が良い子ども時代は、外国語を詰め込むためにあるのではないと思っています。子ども時代にしかできない、お友達と沢山遊んで、いろんな感情を持ったり、自然や環境からいろんな刺激を吸収して、そんな実体験の宝物を沢山こころと体に貯めていく時だと思っているからです。

子ども達とは週に一回日本語のお勉強を家庭で少ししますし、私との会話は日本語ですが、日本語ができない人(大人でも子どもでも)がいる時には、私はドイツ語で子ども達と会話します。それは、スイスでは、「その場に一緒にいる人が分からない言葉で会話するのは失礼なこと」という社会常識があるからです。それはそうですよね、分からない言葉で目の前でやり取りされるのは誰も良い気がしませんよね。

つまり、ダイバーシティ大国スイスでの生活で大事だと思う点は、
1.外国語ができるのは特に「すごい」ことではなく、むしろ、主軸になる言語がきちんと使えるようになることが大事。
2.現地に溶け込むことも大事なので、いつまでも英語で話しているのも嫌がられる。現地語を習う努力さえ見えれば、下手でも相手は根気よく聞いてくれる。
3.「その場に一緒にいる人が分かる言語で会話すること」が最低限の礼儀。

子どもに言語を詰め込む前に、自分を客観的に見て、恥ずかしくない大人でありたいですね。

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by deutschebaeckerin | 2018-11-05 02:43 | スイスの生活 | Comments(2)

ハロウィン

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10月31日はハロウィンでした。
スイス人にとっては、ハロウィンはあくまでも「外国のもの」と思ってるような印象で、一般の人には浸透してはいないと思います。

うちは子どもが幼稚園に上がるぐらいまでは、ハロウィンが一体いつなのか知らないぐらい身近ではないイベントでしたし、一昔前スーパーで仮装アイテムや個包装されたハロウィン用お菓子などが大々的に売られたこともありましたが、どうもスイスでは根付かないと判断されたようで、たしか1年か2年でハロウィン商戦自体は取りやめにしたようなのをよく覚えています。

しかしながら、子ども達はお菓子がもらえるイベントだということをお友達から仕入れてきて、上の子が幼稚園に上がった頃から、近所の友達たちと連れ立って、仮装をして家々を回っています。私の周りを見ていても、幼稚園、小学校の子どもがいる家庭では、結構浸透してるイベントと言えると思います。特に、私達の住んでいるカトリック州は翌日の11月1日がちょうど祝日になるので、子ども達にとっては、暗くなって出かけるというハロウィンのイベントには日程が好都合なのです。

さて、今年の息子の仮装は・・・

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ぎゃー!恐いお医者さんがいるー!149.png
大人は特に何も手伝ってあげませんが、姉弟でいろいろ相談して自分たちで仮装準備をしています。

さて、日が沈んで辺りが暗くなると、私達が住んでる辺りには子どもが沢山いるので、ピンポンピンポンとチャイムの音が鳴りっぱなしです。

この辺りは効率よくお菓子がもらえるので、近所の子ども達だけでなく、校区の他のところからも子ども達が集まってきます。今年も、
「(あれ、見知った顔やな、誰やっけ?あ、そや。)あんた、リアやな?」
「うん。」
「あなた達は?」
「○○」「○○」「○○」・・・・
おいっ、一人もこの辺の子おらんやんっ!(でも、娘と同じクラスなので顔は知ってる)というグループもありました。

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大人が準備するものはお菓子ぐらい。子ども達がもらってくるのは、グミ、チョコレート、ラムネ、飴、スニッカーズみたいなお菓子が多いのですが、私が用意するのは大人が食べても美味しいもの限定です。私は職業柄、一般人の入れない業務用スーパーに入れるため、カフェでコーヒーにつけて出したりするような個包装されたお菓子の大箱が買えます。今年はこんなの買ってみました。昔懐かしいルマンド(わかります?ブルボンの薄紫のイメージカラーのサクサクしたお菓子)の高級版みたいなお菓子。フランス製。チョコレート部分がルマンドより高級な感じで、ザクザクしてて(ルマンドより層が固いということ。ルマンドの方が繊細)美味しい!150個も入っていたのに、ハロウィン前に家族で味見してたら、全部食べてしまい、これはなんと2箱目です・・・
「食べすぎやろっ!」って読みながら、突っ込んでね。反省してるし、お願い。

去年は近所のスイス人のママがカボチャスープを準備してくれて、子ども達が途中でスープとパンで休憩できる場所を提供してくれましたが、娘が「今年はママがやってー」というので、私も張り切って日本のカボチャ(Blue Kuriといいます)で美味しいスープを作って、ツォップフの生地でパンも焼きました。

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さて、うちに来た子ども達、娘の友達たちの女の子たちはカボチャスープをお代わりまでして食べてくれたのですが、息子のお友達の男の子たちったら。。。。「これ、何のスープ?」「カボチャ?食べなくていい?」って言って全然食べてくれずにパンばっかり食べて、後半戦に出かけていきました。(怒)

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この辺のマンションのママ達38人はWhatsApp(LINEみたいなメッセンジャーアプリ)で繋がっているんですけど、21時ごろからは、家のチャイムの代わりに、スマホばっかりピンピン鳴りまくりでした。内容は、

「もう遅いんやけど、うちの子みかけなかった?」
「あんたの子、ここにおるで(防犯カメラに写った指名手配犯人のような写真つき)。」
「もう家にお帰りって言うてー!」
みたいな。

うちは夫が探しに行って連れ戻してきました。子ども達は戦利品を眺めてホクホク。でも、もう遅いから食べてはだめで、お楽しみは翌日以降ということで、就寝。夫と私だけ、ルマンド高級版を夜遅くに食べたことは、子ども達には秘密です。

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私がブログを再開しはじめた矢先に、無料でブログ公開スペースを提供していただいているエキサイトさんで、第三回プラチナブロガーコンテストを開催!という企画がスタートしたそうです。
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by deutschebaeckerin | 2018-11-03 15:28 | スイスの生活 | Comments(0)

スイス関西人会

先週末は楽しい集まりがありました~。
詳しくは、寿司陽子さんの素敵なブログをご参照ください。

われも!という方はぜひご連絡ください。
参加資格は「関西弁ネイティブ」の方。
円さんや坂東さんみたいに、四国出身でもネイティブ並みに話せ、関西人と同じのりつっこみができる人はOKです。
(↑の時点で、え?誰?みたいな人は「もぐり認定」です!!来たらあかん!)





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by deutschebaeckerin | 2018-03-07 06:32 | スイスの生活 | Comments(1)

バルコニーの床の板貼り

夫がバルコニーの一部の床を新しくしました!
作業してる様子を、短い面白い動画に編集したので見てください!
Terassassa

このバルコニー用の板材、Alferという製品で、
もともとはフィリピンの会社が米の籾殻を粉にして接着剤などを練りこんで、
それをエクストルーダーで出して作るっていうものらしいのです。

うちのバルコニーにはクリップ式ではめていく正方形のスノコみたいなのも敷きつめて
あるんですが、表面をラック塗りしても、雨や冬の寒さや雪ですぐに痛んでしまってました。
このAlferの材木もどきは、耐久年数20年なんだって。

こんな話を、先日ドイツに行った時に世間話してた人が、たまたまAlferの技術を買ったドイツの会社の社長さんで(その会社は本業は全く別。面白い技術だから最近こんなん買ったんだよ~って教えてくれた)、夫に言ったら、興味津々。ドイツよりいち早くスイスで販売してるとわかり、さっそく買ってつけてしまいました~。
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by deutschebaeckerin | 2017-06-05 18:09 | スイスの生活 | Comments(4)

2013年7月の原稿より

出会いと別れの季節といえば、日本では春ですが、ここスイスでは夏休みが終わったところからが、新学年のスタートです。そして、我が家では4歳半の娘が幼稚園に入園します。

生後8ヶ月から4年間通った保育園とも7月半ばでお別れで、最後の2週間ほどは、保育園でも家に帰って来てからも、時々悲しくて泣いてしまっていました。

そして、お別れ会当日は、これからの幼稚園生活が上手くいきますように、との願い事を書いた風船を飛ばして、私と一緒に作ったミニマフィンをクラスの皆で食べ、手作りのプレゼントをもらって、本人も吹っ切れたのかすっきりした顔で帰ってきました。

8月半ばからは幼稚園のスタートで、娘にとっても私たち親にとってもまた新しいステップへの挑戦です。というのは、保育園と違ってお昼で終わって帰って来ますし、年間5回も2週間以上の休みがあるので、そこをどうやって仕事と両立して乗り切っていくのか、いろいろな人に手伝っていただかなければいけなそうです。

そのため、この夏から、福岡のパン職人の女性が3ヶ月間うちへ来きてくれることになっています。スイス滞在中、彼女はドイツ語コースに通いつつ、子供たちの幼稚園・保育園の送り迎えや家事育児のサポートをしてくださることになっています。

日本からどなたかに来ていただこうと考えたのは、スポンジのようにいろんなことを吸収してヨーロッパで日々成長する子供たちに、日本人の良い部分を身近に感じてもらいたいと思ってのことです。来てくださる彼女は、今のところ3ヶ月で日本へ帰られる予定ですが、ここへ来てから考えが変わるかもしれませんので、オープンチケットをお勧めしました。

ドイツでのワーキングホリデービザは、ヨーロッパのドイツ大使館やドイツの外人局でも年齢制限にひっかかっていなければ簡単に取得できるそうなので、スイス滞在の後にドイツで働いてみてもいいですしね。

実は、5月に7年ぶりにベルリンへ家族みんなで十日間行ってきたのですが、とても刺激的でした。特に嬉しかったのは、私が修業したお店がますます魅力的に大きく発展していたことでした。当時でも、ホテルやビオ店など卸先が70軒ありましたが、店舗は本店とマルクト出店だけでした。現在はベルリンの人気地区プレンツラウアーベルクの支店とカフェをはじめ4店舗に増え、パン工房は手狭になったために引越しをして、以前はパンとお菓子部門が一緒に使っていた本店の工房はお菓子部門が2シフト制で使っているそうです。大きくなってはいますが、相変わらず売り子さん達の雰囲気はすごくいいし、商品説明もしっかりしていて、当時でも良かったパンの品質もさらに向上した印象を受けました。

実際、最近ほかの用事でヴァインハイム国立製パン学校の先生と話す機会があったのですが、私の昔の修業先はもしかしてあの店か?と聞かれたので、そうです、とお答えしたところ、シェフィン(女性の社長)がよくセミナーに参加していて、とても感じの良い人だ、良いお店で修業したね、とおっしゃって頂きました。そんなお店で修業できたことに、感謝と誇りの気持ちが沸き、私もがんばらなくちゃ!と良い刺激とパワーをもらいました。

その他にも、私たち夫婦が住んでいた十年以上前にはなかったような、オシャレさと技術力を併せ持ったパン屋さんがいくつかできて、ベルリンの人たちの支持を集めているのを見て、私も身軽だったら、ぜひとも今のベルリンで働きたい!と真剣に思いました。うちへ来てくださる彼女にも、まず我が家でヨーロッパの生活とドイツ語に慣れた後、せっかくなので、ドイツやベルリンで働いてみて欲しいのが本音です。

そんな風に思ったのも、なんとなくスイスに来て最初の職場こそビオやフォルコーンのパンが作れたものの、お給料未払いなどの問題が多くて辞めて依頼ずっと、どこか満足していない自分が常にいるからかもしれません。

去年から働き始めたパン屋さんは小さくて、自分のアイディアを商品化する融通の利くところだったので、まずは地元日本人をターゲトに餡子入りクロワッサンを提供し、次は何をしようかと楽しみにしていたのですが、昨夏になって突然、新しいことは全てストップという状態になり、直後に、他店に買収されるというお知らせがありました。

そして、今年1月1日から工房は変わらないまま、新しいオーナーと新しいチーフの下で私は働いています。私は買収された側の人間なので、週2日とはいえ、今年の初めは少なからずストレスを感じながらのスタートでした。その後、新しいチームにも馴染んで、やっと落ち着いてきたところだったのですが、年始のゴタゴタを嫌って辞表を出した人たちがこの夏にこぞって辞めてしまうので、その後、どうなるのか?少し不安ではあります。

私も長い目で見て、私の原点といいますか、ベルリンで学んだビオやフォルコーンのパン作りができる職場に戻りたいのが本音ですが、私は稼ぎ頭の夫をサポートする立場ですので、やはり家事育児の分担は私が多く引き受けるべきですし、小さな子供を二人抱えてフルタイムは無理なので、新しい職場を探すのは簡単ではありません。今のような週2日の仕事を子供が生まれてから新たにみつけられたのは奇跡的でした。また、職場が買収された後も、新しいオーナーが私の勤務条件を変更することなく続けさせてくれていることにも、とても感謝しています。それでも、より私に合った仕事をみつけたいと、常にアンテナを張り巡らせつつ、今与えられた仕事を一生懸命やって、将来の糧にできるようがんばっています。

私がベルリンで働いていたお店は、Beumer und Lutumです。

当時、うちにベビーシッターに来てくれた女性は今、自分のパン屋さん「ういぱん」をやっています。
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by deutschebaeckerin | 2017-05-18 05:32 | スイスの生活 | Comments(0)

また雪が降りました

Facebook に投稿した、動画です。

昨日も雪が降り、子供たちはマンションの敷地内の傾斜で2時間遊びましたが、信じられないことに、他の子たちは全然出てきませんでした。ここは4棟のマンションに合計100世帯以上が住んでて子供を持つ家庭も沢山あるのに。スイスでも、みんなテレビ、iPad、ゲームなのかしら。

とにかく、スイス人のお母さん達もよく言ってます。今の子はすごく出不精だって。

友達が一緒の方が外遊びは楽しいし、うちが率先して出て、そのうち、どんぐり問題も広めるぞ~!

Facebook のスイスどんぐり倶楽部もよろしくお願いします。
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by deutschebaeckerin | 2017-01-11 23:14 | スイスの生活 | Comments(0)

ランチ当番

ふ~、今日は新年初のランチ当番。無事終わりました。
今日は夫も在宅仕事だったので、子供6人大人2人のランチを作りました。

スイスの学校は給食はありません。
そして、お弁当も持っていきません。
ということで、お昼は子供達はおうちに帰ってきまーす。

お仕事持ってるお母さんはどうするの?
はい、とっても困ります。
Mittagstisch(ミッタークスティッシュ = Lunch Table)というお昼を用意してくれる
学校関連の公共施設もありますが、人数に限りがあり、うちは週1日しか当たりませんでした。

そういうわけで、例えば普通のオフィス勤務の人であれば、
週4日働く80%にしてもう一日を在宅にするとか、
(夫婦でそうやったら、とりあえず4日は押さえられます)
親戚に頼むとか、ベビーシッターを雇うとか、はたまた
うちみたいに、同じ悩みのお母さん4人で当番を決めてランチ当番を回したりします。
うちは、週1日はMittagstisch、もう1日はランチ当番で誰かが受け持つ、残り3日はもちろん自分で自分の子どもたちとお昼ご飯です。
こういうこともあって、自営という道を選びました。私の親も夫の親も外国ですから、頼れる親戚は近くにいませんし。

このランチ当番、娘が幼稚園に入園と同時に3人の女の子たちのためにはじめたのが、
うちの息子など下の子も入ってきて、今は3-4週間に1回の頻度で6人がご飯を食べに来ます。

日本の子もそうかわかりませんが、こっちの子って、いろいろ混ぜるのを嫌がりますよね。
栄養のバランス考えて~・・・って作ったところで、嫌なものが混じってるととたんに食べなくなったり。
私も経験をつみ、今ではなんでも別々にして出してます。
具、ソース、パスタ、全部最初から分けとく!
「好みに応じて自分で混ぜて食べて~」って具合に。

それと、ずいぶん皆、なんでも食べるようにはなってきたものの、お母さんの味が一番みたい。
シンプルなものでも、お母さんの味とちょっと違うと、食の進みが遅くなります。
なので、野菜も正直、いろいろ手を加えるより生野菜をただ洗っただけ、切っただけを出した方が食べる。

f0141507_21574446.jpg今日のメニューはチキンカツ、生野菜いろいろ、マッシュルームのソテー、ご飯。
(正確にいうと、七面鳥肉ですが・・・だから写真のお肉大きいのです)
デザートは昨日作っておいたりんごケーキとみかん。

11時ごろから準備開始。
肉叩きで、トントントントンいっぱい叩いて大きくして、
塩・こしょう・茶漉しで小麦粉ふって、
卵は刷毛で塗ります。(18枚も作ったのに使用量たったの1個!)
パン粉に油をまぜたものをくっつけて、200度のオーブン(熱風)で7分+裏返して5分。
18枚も焼きました。

子供達も成長して食べる量も増えたので、残ったのは3枚だけ。
おくちに合ったようで、よく食べてくれました。よかった!

(写真は左が焼きあがったもの、右側の天板の上のは焼く前です)
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by deutschebaeckerin | 2017-01-09 21:58 | スイスの生活 | Comments(0)

クリスマス2016

f0141507_6382651.jpg子どもたちが大興奮のクリスマスもほぼ終了です。
幼稚園や学校で、親へのプレゼントをせっせと作ってはもって帰ってきていました。
娘からは、写真立て、クッキー、灯籠
息子からは、ハーブティー、ツリーの飾り、ラベンダー芳香剤、灯籠でした。
ツリーの下に今年も沢山のプレゼントを並べました。
子どもたちがもらったものも、量も嵩もいっぱい。
35年前の日本で子ども時代を過ごしてた私のそれとは全然ちがいまーす。
なので、毎年、この子たち、これでいいんかいな?ってちょっと思っちゃいます。
あ、でも、ゲームとかDVDとかそういうメディア系は一切あげないですよ。

プレゼントのひとつは、夫が何度も公共の作業所に足を運んで手作りした、ぷらレールとつなげられる木製のタワーブリッジ(ロンドン)。娘の友達のお父さんもクリスマス前にその作業所でせっせと庭に置く小屋を作成していたとか。もちろん、娘ちゃんが遊ぶためのですよ。

クリスマスの食事のメインはオッソブーコにしました。
キッチンエイドで野菜を切ったりするのは子どもたちにお願いしました。
他にも、クッキーを作ったり、サラダに飾るパプリカを星のクッキー型で抜いたり、彼らもいろいろ使えるようになってきました。


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朝食用にツォップフを焼くことになり、ちょっと普段と違うの編みたいね~と子どもたちと本を開いて、やってみました。10本編みの星型ツォップフ!天板に乗せたらぎりぎりで、出来上がりはちょっと曲がってしまいました!

明日からドイツで義父母たちと引き続きクリスマスをお祝いします!いってきます!
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by deutschebaeckerin | 2016-12-26 06:55 | スイスの生活 | Comments(0)

スイスで地震

ちょっとご無沙汰してました。
ゆーくんが中耳炎になっちゃっていました。
去年の夏にもやったので、風邪ひくと中耳炎にならないようにと鼻水に注意してるんですが、
またやっちゃいました。あちゃ~。
今週の土曜日まで一日二回抗生物質です。あーあ。

そういうわけで、ぐずぐず機嫌が悪く、夜中に何度も起きるゆーくんに付き合った私も風邪ぶりかえし~。
で、大変な一週間でした。

話はころっと変りますが、昨夜はスイスで地震がありました。
子ども達を寝かしつけて夫と二人でお茶を飲んでいたら、
あれ?なんか動いた?と思った直後に
ガタ!
っと大きめなのが一回。え~?スイスで地震?びっくり~でした。

イタリアかどこかで大きなのがあって、その流れで揺れたの?とか心配しましたが、
チューリッヒとツークの間が震源で、本当に局地的なものだったようです。
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by deutschebaeckerin | 2012-02-13 07:08 | スイスの生活 | Comments(1)