2008年 05月 19日
寿司Day
前にお寿司を職場に持っていったのをきっかけに
学食担当のシェフがぜひとも一度ランチで出したいと言うので、
ずっと機会をうかがっていました。
もちろん、寿司を食べたことがない学生さんも多いので、
お寿司の存在はオマケみたいなもので、メニューはいつものように2種類あり、
さらに、お寿司を食べてみたい人は取ってください、
という感じだったのですが、50本(400個)全部すぐにはけました。
ただね~、このお寿司のご飯の炊き方にかなり問題があり、
作ってる最中、ワタシ的には怒り爆発!みたいな場面もあったのですが、
ま、最終的に味はよく仕上がったし、私以外みんな満足だったので、ここにはあえて書きません。
シェフ達も寿司の巻き方が習えて嬉しそうでした。
ってことで、終わりよければ全てよし!
・・・・でも、私はフラストレーション解消のため、この日仕事から帰って
かんぴょうとしいたけを戻して甘く煮、卵を焼いたり、にんじんを煮たり、
そしてご飯をキレイに炊き上げ、ベチャベチャでない寿司飯をつくって、
美味しい太巻きとサラダ巻きを夕食にいたしました。あはっ。
戻して甘く煮。。。」と読んだだけで思わずゴクッと喉が
鳴ってしまったわー。夜は、見事に昼間の寿司飯のカタキ
(?)を取ったんやね、お疲れサマ!!
ドイツ人が、 アルデンテのパスタを、'ちゃんと火が通っていない!!’とお怒りになるように???
が!食べた皆さんは大満足だったので良かったですねえ~
でも日本人には例え具材がどんなに美味しくとも、ご飯の出来具合で全て決まりますよねえ。
わたしもちょっとだけフランス人料理人と一緒にお寿司のデモをやったことあるのですが、手はすごく器用で上手に巻けるのですが、いかんせん、ご飯をなめとる!
炊きゃーいいと思ってるようです。
みちえさんが夜にリベンジした巻き寿司を食べて違いを覚えさせたいくらいですね。
日本でせっかくおいしいご飯を食べさせてみても、ご飯が嫌いと具だけ
食べられてショックを受けたことあります。(寿司はご飯が大事な要素ジャーーー!!!)
チョコレートが愛されるならば
日本のご飯も世界中に愛されてほしいです。
海外組みは「シャリに物申す」方々が多いのですね。
幸い私は海外で(と言っても香港ぐらいですが)寿司を食べたことが無いので、あまり「怒り爆発」の経験は無いです。
あ、香港のホテルのビュッフェに寿司が並んでいたことはあったなぁ…手を付けなかったけど。
でも「初めの第一歩」で本物の日本人(みちえさん)が監修した寿司を食べられた生徒さんたちは幸運だったかも。
うーむ、最近私も美味しい寿司は食べてないなぁ…かっぱ巻きかおしんこ巻しか食べた記憶が無い。トホホ。
tさん、ってtomさん??ずばり、そのとおりでした、ご飯の炊け具合。私が何度も正しい炊き方を主張してるのに、パッケージに書いてるやり方(スシライスのパッケージ自体どこの国の?っていう。日本のじゃないですよ、もちろん)でやろう!って言って、やるシェフ。もう勝手にやってください、パッケージを信用するなら、最初から私に教えてなんて聞かないでよっていう。もう怒り爆発でしたよ。
ちぇりーさん、そうそうそう!!炊ければいいって思ってるんですよ!!本当に!!茹でこぼしじゃないんだって言ったら、「それは分かった、パエリアみたいな感じだろう?」って。ちーがーう!って言って説明すりゃ、「それはピラフの炊き方だね?」・・・それも違うと思うけど・・・みたいな。○○みたいじゃなくて、私の主張するやり方でやってみてくれたっていいじゃん!って感じでした。お料理の世界ってパンと違って個人プレーヤーでムズカシー。
11月のキロさん、おかしなスシを食べたことがないから、笑えるんですよ~!!うーん、私が一緒に作ったスシとはいえ、その日学食に一緒に並んで食事だしも手伝えって言われて、「え~?!日本人がお客さんできませんよーに!」って心で叫んじゃいましたよ。。。酢飯の味はちゃんとしてたので、味はよかったんです、スシ・・・でもお米がベチャベチャなのと、私以外が巻いたのは手に水もつけまくりで更にベチャベチャに巻かれたスシで・・・見た目とご飯の食感が。
主人が知り合い(ドイツ人)に、日本またおいでといったら、食べれるものまったくないから・・・断られたそうです。お義母さんのつめの垢せんじて飲ませたいぐらいです。
ドイツにいたとき「寿司パーティー」をした際、私のご飯の炊き方をかなり不思議そうに見ていた寮の友達を思い出しました。
日本ブームで「日本って言ったら寿司とぉ~天ぷらがおいしいよねぇ」って言ってたのに、あんた知らんのかよ?!ってそのときは正直思いました。
以前テレビで「今日本で外国の人が寿司の握り方を習って帰るツアーがあって、結構好評だ」ということを聞いたことがあります。それもたしか・・・ベッチャベチャになってたような・・・
ご飯といえば、私達のフィンランドでの結婚式の料理。うちらは自分たちで考えたメニューをつくってもらったんです。メインがグリルしたダックコンフィ、あきたこまち添え(あきたこまちだったのは単に日本食材店で新米だったから)
あえて日本を意識して、日本のご飯を添えたのに、べちょべちょのご飯でした。さずがにがっかりしましたね。でっかい炊飯機があるわけじゃないし、鍋で炊いただろうから、難しいってのもあるけど・・・ちゃんと手順から全て教えたのに。でも結果的にパーティーは成功だったのでよかったですけど。ただ、おいしい日本のご飯を食べてもらいたかったなーとちょっと残念でした。
まあ、どこの国もこんなもんですよね。
tokoさん、通・・・っていうか、ちょっと変わってるのかも。ご飯が相当好きな私でもあの食べ方は真似できませんもん。それにしたって、そのドイツ人のお知り合い、相当な偏食で保守的(食べなれたドイツものしか受け付けないみたいな)なんじゃないですか??tokoさんが作ったり手配したのなら、おいしいはずなのに~。子供が好きそうな餃子とかカレーとかなら誰にでも受けると思いますし・・・もしかして、老舗旅館とか料亭とかで出てきちゃうような、日本人でも普段食べなれてないものばかり出るようなところで毎日過ごしたとか・・・??もし、そうなら私でも嫌になるかもしれないけれど・・・。
でも、poronlihaさんのところも、お米について話題にできたのだろうし、こうやって言い方は悪いけど、後から話のネタになるって、どこでもありますよ。うちの結婚式でのネタは、私とダンナ手づくりのマジパン人形(新郎新婦)・・・ケーキに二人でナイフを入れて切る時に台が少し揺れて・・・新郎人形の頭がポロって取れて床をごろごろ~~~って転がっていったんですよ・・・・爆笑でしたけど・・・。他にも元同僚のおっちゃんところは、ウェディングケーキがご丁寧にすでに切られてたって・・・。
でもシェフたち、少なくとも新しいものを試してみようとか、そういう気持ちは普通の人よりは何倍もあるみたいですよ。寿司も、まあ、私が「寿司職人」だったらもっと主張は聞いてくれたと思いますが、彼らにとっても「Hausfrauenart(主婦風)」という印象なんじゃないかな?と思います。ケーキのこととかパンのこととかは、私に意見求めてきたりと、結構そういう面では認めてもらってるんですけどねー。お料理は、私は「資格」は持ってませんから。資格社会ですもんねー、こっちって。
私はドイツのオーケストラと日本に演奏旅行に行って、先週帰ってきたのですが、メンバー40人、まったく問題なく日本食楽しんでました。一人だけいろいろ試した挙句「やっぱりどっちかって言うと好きじゃない」って言う人いましたけど、彼も結局全部試していましたし。
ソプラノのソリストも一緒だったんですが、納豆も試し、いまや好物となってましたし、ご飯もドイツで食べるのとぜんぜん違うと絶賛していました。
最終日は有志を募って河豚を食べたんですが、これも大好評で、最後に出た雑炊は、「全てのうまみと栄養を無理なく完食するための最適な手法」とか言うコメントが飛び出していました。今後はアイントプフなんかにも応用して、最後はおじやでしめるようにするそうです。「卵も重要ね」とのコメントもありましたね。
ところでお土産に無農薬玄米を頂いたんですが、早速炊いてみて美味しさに感激しました。玄米はドイツでは特に探したことなかったんですが、今度リフォルムハウスでも見てみようと思います。
玄米ですが、日本のはとってもおいしいです。こっちのはやっぱり、粘りが少なくてちょっとがっかりしちゃうかも・・・。私の場合は、こっちのに慣れてたところで、日本で玄米を食べて、「こんなに違うなんて!おいしすぎ!」って改めて日本のご飯のおいしさ発見だったのですが。そういうわけで、私はいつももち米と一緒に炊いてます。