2008年 04月 11日
乾燥いんげん
今では常に食材棚にストックしてあります。
職場でお肉のつけ合わせとして、ベーコンと玉ねぎと一緒に炒め煮にしたのをいただいて
「へ~、結構おいしいんだ!」と知って初めて買ってみました。
実は前から存在は知ってたんです。
ミグロの乾物売り場にある、細くて黒っぽい海草のような物体。
何かな~?・・・え?乾燥インゲン?美味しいのかいな・・・?
と興味はありつつも、もう試し買いは卒業した私は買ったことがありませんでした。
欧州生活の初めの頃だったら買ったと思いますけど・・・
試し買いして食材棚に未開封もしくは使いかけで何年も寝かせた食材は数知れず・・・
もうそういうのは止めました。
一晩水につけて戻して、職場みたいに洋風に仕上げてもいいですが、
私がよく食べるのは、ただのおひたし。
少しのお水と一緒に圧力鍋に放り込んで、柔らかくなるまで(10分ほど)蒸し煮っぽくして、
お皿に盛ってから鰹節をのせ、お醤油をかけるだけ。
一度天日に干してあるものって風味がいいじゃないですか。
これも同じで、なかなか味があって美味しいし、簡単に一品できるし、腐らないしで重宝してます。
ただのインゲンの乾燥モノなのに、ドイツでは見たことありませんでした。
日本にもありませんよね?
スイス独特のものなのでしょうか。
・・・なんて思って袋をよく見たら、げ!中国産!!
安い乾物ぐらい地元のものを売ってくださいよ~!って思って、BIOのお店へ行きました。
親切な売り子さん : 「何をお探しでしょうか~?」
みちえ : 「乾燥インゲンありますか~?」
う : 「ありますよー、はい、最後の一袋ですけど。」
みちえ : 「一袋でいいんです、ありがとう~。」
と意気揚々とお会計しに行ったんですが、たった100gなのに
「11,90フラン(1190円)でございます。」
だって。
ひぃぃぃ~~びっくり~~!
スイス産でBIOってだけで、ミグロの中国産(内容量一緒)の10倍ちかくもするの??
これじゃ、生のBIOインゲンと同じぐらい高いじゃん!!
でもま、ストックきくし、生と風味は違うし、中国産買うよりマシなのでBIOで買い続けますけど。
家にはまだミグロのもあったので、違いがあるのか比較してみました。
見てくだサイ。
左がミグロ(中国産)、右がBIOの店(スイス産)です。
豆の色も戻し水の色も全然違いますけど、とりあえず味は一緒でした。
出来立ての湯気でくもってしまってますが、ベーコンと玉ねぎで仕上げた洋風の写真も。
乾燥インゲン、意外と美味しいですよ~、まだの方はぜひお試しくださいね!
中国産のものは日本で騒がれてて危ないですよね。私もこっちでは中国産はあまりないので安心してるのですが、乾物だとあるだろうな。ちゃんとチェックしないと!
でも本当に高いですね!10倍か・・・私は結構迷うな。でも写真の違いをみるとやはりBIOのものの方がおいしそうです。(味は同じってあるけど、見た目ね)
お仕事再開されていたのですね~
みちえさんたちが作ってくれる料理を食べられる生徒さん、うらやましい。
乾燥インゲン、今まで見つけたことないです、すごく気になります!
今度BIOのお店に行ったら探してみます。普通のスーパーではないんじゃないかな?
BIOといえばこないだ新しく出来たBIOのお店には硬質小麦(kumatっていうエジプト小麦?)を見つけたんですが、パンの材料として使うとどうでしょうかね?
エポートル粉のパンはちょっとくせがあるのでこんな感じなのかな?と思ったり。
いろんな種類の粉を見るとき、ブティックで服を見る以上に興奮してしまいます。
同じドイツ語圏でも、意外と異なるものが多かったりするんですよね〜。
・・・今日安い天然太平洋鮭の冷凍切り身を買ったら、「中国で加工」とありました・・・北海道産として日本国内に出回るべき鮭が、チリ産などの安いのに押されて販路が狭まり、中国に流れて冷凍加工され欧州に来ている、というのは知ってましたが、中国産冷凍食品スキャンダルの騒がれている昨今、やっぱり気持ちのいいものではありませんよね(苦笑)。ドイツのビオ屋で売ってる大豆も中国産なんです・・・。
ギョーザで一躍騒がれるようになりましたが、中国の野菜とか前からなるべく食べたくないって思っていて、だから日本の安いファミレス系にも入らないようにしてます、一度リンガーハットに入った時に、丁寧に野菜がどこから来てるかとか細かく表示してあって。そしたらほとんど中国で。家で作る分には気をつけられますが、外食で、特に安いところは中国野菜とか使わないと、あの値段ではやっていけないのでしょう。
こういうのが試し買いです、おかげでいろいろ知ることができましたが。
私は最近は定番ばっかり作ってますね~。
でも、私はBIOだったら、まぁなんとなく安心感はあって、中国産でも買うんですよ、それよりなにより他に選択肢がないし。でも、野菜とかってやっぱりちょっと躊躇しちゃいますね、それもインゲンとかスイスで作ってるじゃん!っていうものだとなお更。ベルリンで私が修業したBIOパン屋さんで使っている「かぼちゃの種」も中国産でしたねぇ、もちろんBIOですよ。で、卸元が日本の会社でした。ムソウ商事って印刷されてて。へ~、なんて思いました。