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ベルリンに住むことになったいきさつ

そもそもバーデン・バーデン近郊出身の夫とどうしてベルリンに住むことになったか、なんですが、夫が大学を卒業して仕事を探すにあたり、当時はちょうどインターネットバブル前夜という感じでしたので、ITが専門の夫にとっては売り手市場。行く面接に一緒にくっ付いて行って、どこに住むかを決めようという話になっていました。

行った場所は、デュッセルドルフの北側のデュースブルク、南仏コートダジュール、ミュンヘンでした。

デュースブルクの面接に夫が行っている間に、ひとりで町を散策・・・・中華レストランで一人ランチして、その後カフェに入ってカプチーノを注文したら、コーヒーにホイップクリームがただ乗ってるだけみたいなのが出てきて衝撃を受けました。が、当時はまだドイツってこんな感じだったんですよ。今、画像検索したら、スタバの商品でホイップクリームが乗ってるようなのもあるみたいですけど、それは下にすでにちゃんとしたカプチーノがあって、そこに更にクリーム増量という感じでホイップクリームが乗ってる感じですよね。じゃなくて、当時はただのコーヒーにホイップクリームが乗っかってるのが、カプチーノです!みたいな店もざらにあったという感じです。今と違って、インターネットでレシピや世界のどこかの飲み物の写真が見られる、みたいな日常ではなかったですから。あとは、デュースブルクの思い出と言えば、面接が終わった夫と落ち合って、社会の授業で有名な「ルール工業地帯」の電車に乗っていたら、ちょうど夕方の帰宅時間と重なったものですから、結構人が沢山乗っていて、東京から来たばかりの私は冬なのにスカートといういでたちで地味なドイツのファッションの中で浮いていたので、「あの娘、スカートはいてるよ(注釈:当時私まだ25歳ですから「娘」とさせていただきました)」みたいなことを言われたり(別に傷ついたりしてませんが、ただ単に、そんな言うほど珍しい?って思った程度。)、スーツ着た男の人が携帯電話でベラベラ喋ってるのですが、「俺、携帯電話持ってるんだぜー」みたいな感じで、これ見よがし感が半端ない感じでした。当時の日本では、すでに電車内で携帯で話すのは迷惑みたいな風潮になってきていたので、なんか思っていたよりドイツって遅れてるなーなんて思ったものです。

南仏コートダジュールにも行きました。11月に・・・・バカンスシーズンが終わって、レストランもカフェも閉まっていて、とにかく寂しい町という印象しかなく、「こんな所住めない」と思ったものです。もしかしたら、今の私がシーズンオフに行ってもそういう印象はないかもしれません。しかし、当時は東京からパッと来たばかりでしたから、私が受けた印象ってこんな感じになりました。夏に行っていたら、きっと全然違う印象で、「ここに住みたい!」と思っていたかもしれませんね。

そして、ミュンヘン。上記2箇所より断然良い~~!と思いながら、夫が面接に行ってる間に一人で街を散策。マリエン広場からずんずん一人で適当に歩いて行ったら、イザール川に出て、川の向こう側を見たら住宅街が広がっていました。そこで、私、「え?これで街が終わり??」って衝撃を受けました。ごめんなさい、ミュンヘンもっともっと大きいことを、私は今は分かっています。ただ、当時25歳だった東京から来たばかりの私は、ミュンヘンってこんだけ???って失礼ながら思ってしまったんです。それで、夫がミュンヘンの面接が終わって帰ってきて、「自分はこの会社で働きたい。勤務地はミュンヘンでもベルリンでも良いんだって。」って言うので、ベルリン行ってみよ!ってことになり、確かその足でベルリンの支社にも行くことになったのです。

ベルリンには夜に到着して、ベルリン在住の夫の友達の家に泊めてもらえることになり、夜のベルリンをタクシーで走りました。都会っぽい夜の明かり、街灯が終わらない。。。。この街、でかい。ここなら住める!と思ったのでした。それで、ベルリンに住むこと決定しちゃったというアホな若いカップルだった私たち。若気の至りとはまさにこのこと。ただでかいだけで、貧乏なボロボロ首都だとは知らず・・・。

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Commented by gerneremake at 2018-11-07 10:26
今ベルリンに来られたのですね。娘がコンピューター技師の夫と幼稚園に通う息子といます。ミチエさんのパンに憧れる私〜。ブログもパンも楽しみが増えました。大ファンです。ブログ楽しみです。
Commented by deutschebaeckerin at 2019-01-20 00:13
ありがとうございます!
by deutschebaeckerin | 2018-10-28 23:27 | ドイツの生活 | Comments(2)