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こどもの力を信じる

クリスマス休暇も終わり、昨日から新学期がスタートしました。
私の方も休暇前はすごい仕事量でしたが、休暇中はのんびり。子供たちと沢山遊びました。

独立または自営はドイツ語でSelbstständigといいますが、自分の足で立ってるっていう意味なのでしょうけど、実際の仕事は「selbst 自分で」「ständig 常に」という方がしっくりくるというか、自分がやらなきゃ誰がやる?の世界。でも、自分でいろいろ決められるという利点があって、計画をきちんとすれば、こうやって子供の休暇に合わせて、家族との時間も作り出せます。まあ、このご時勢、私のようなパン職人の仕事に限らず、どこでも雇われて仕事するのも大変ですからね。3年前に独立して本当によかったですよ。

この休みの中から、「どんぐり理論」のとおり、子供の力を信じて放っておいたら、自分で学んでよかったなぁ、という話を2つご披露。
(Facebook、どんぐり倶楽部からの転載)

料理

どんぐり理論と子育ては、理解すればするほどシンプルで簡単だとわかってきました。

昨夜は子供たちが夕食にチャーハンが食べたいと言いだしたのですが、冷蔵庫にある冷やご飯は一人分ぐらいしかない。
「二人で半分こでいい?」
と、子供たちと会話していると、自分たちで作りたいと言い出した。
もうすぐ8歳の娘と6歳になったばかりの息子。
危なくないように(作業台の高さをあわせるために)、踏み台を持ってくるように指示して、あとは放っておきました。
ご飯が少ないのにニンジンを2本も剥き始めていても、何も言わない。
とにかく、尋ねられれば答えるけど、それ以外は余計なアドバイスなど何もせずに放っておいたら、一応できました。
途中玉ねぎを切りながら涙目で助けを求められたり、冷凍してあったズッキーニのソテーを電子レンジで解凍する方法を聞かれたりしましたが、それ以外は全部彼らがやりました。卵も入れていましたね、追加したものが結構多くて、量はしっかり二人分できてましたよ。

量の割りにニンジンがめっちゃ多くて、切り方が粗いので歯ごたえバリバリ、味も薄くて。。。。でも本人たちは自分たちで作ったので完食!自分たちでも、ニンジンについてコメントしたり、味についてコメントしたり、次はこうしよう~と言ったり。
私は、一口味見させてもらって、
「ちょっと味薄いねー、でも美味しいね。
二人が自分で料理してくれるとママとっても助かるわ~~!!!
また作ってくれるかな~?」
って言ったら、二人は大喜びで、毎週作るそうな。
きっと、どんどん彼らのチャーハンは進化していくでしょう。

私はパン職人でもあるし、割と料理は得意なので、「こうしたら良いよ」などアドバイスをしようと思えばいっぱいできます。
でも、あえてしない方がいいんだな、とどんぐり学んでわかってきました。
最初から手取り足取り教えたところで、きっと子供には定着しないし、それはただの、教えたい私の自己満足。
しかも、教えても子供に定着しないと、「なんで教えたのに、その通りにしないの?」って思ってしまうと思う。
自分で何度も試行錯誤して、いつか私に聞いてきた時に、聞かれたことだけ教えてあげようと思います。

どんぐりってとっても楽チン。

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初雪

年が明けてやっと初雪です!(いつもより2ヶ月遅い)
どんぐりキッズ達は暗くなるまで2時間以上も橇遊びしましたよ。

途中、雪でとある場所に滑走路を作ろうと5人であれやこれややってました。
私たち親は、「ああすればいいのに」とかコソコソ話すけど、子どもたちには教えない。教えなくても、だんだん彼ら自身で効率よくやる方法を見出していくもんですね。

そして、できたところで、実際にやろうとする子どもたちに、「ちょっと待った!!人を乗せてない橇を滑らせて見るよ。」とやってみせると・・・・・めっちゃ危ないやん!!絶対怪我するって!!!
ってことで、あんなにがんばって作ったけど使えないことが判明。

でも、文句も言わず、また芝生の傾斜のところに戻って遊んでました。17時40分、さすがにお外は真っ暗。おうちに帰りました。
by deutschebaeckerin | 2017-01-06 22:18 | どんぐり倶楽部 | Comments(0)