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最近だんだんスイスでは「肉まん屋のみちえ」で通ってしまうことが多くて、
本当は私が「ドイツ製パンマイスター」ということを知らない人も多くなってきました。あはっ。
一応スイス以外では、今のところまだそっちで有名なんだけど。。。。

でも、ドイツもスイスも資格社会ですから、一応現地で通用するちゃんとした肩書きも私は持ってるんです!って時々主張しとかないと。
特に現地人に対して。舐められないように。

先日のサワードウ・サミットもそうですけど、今でも一応ドイツ製パンマイスターとしての仕事もたまにはしてます。
そういうわけで、ブログでも、ドイツとかスイスの製パン製菓業界の話も少しは書かないとな、と思いました。

って言いつつ、業界とはちょっと違う話から。

ドイツ人がお友達を呼んだりする時に、気軽に声をかけるのが「午後のコーヒータイムに来て~」だったりします。
コーヒーにはケーキがつき物で、コーヒーと(手作り)ケーキで延々とおしゃべりをするのです。
今の若い人は知らないですけど、義理母の年代だとそのケーキはもう絶対手作りで、
ドイツ人にとって、「おばあちゃんのケーキ」というのは、どんな有名ブランドとも肩が張れるぐらい「美味しそう」というイメージがあります。

この「おばあちゃんの手作りケーキ」を、ケーキ作りの得意なお年寄り(大半はおばあちゃん)に作ってもらってカフェや会社に卸したり、通販している「クーヘン・トラーチ(ケーキのおしゃべり)」という会社がミュンヘンにあります。初めて視察に行ったのが4年前で、当時は会社が出来たばかりの頃でしたが、創業をしたドイツ人の大学を出たての可愛いブロンドのカタリナさんという女性が社長さん。大学で社会福祉や健康管理について学んだ方で、在学中から「老人の貧困問題」に関心を寄せていたそうです。

また、自分のおばあちゃんが昔は家族のみんなに定期的にケーキを焼いてくれていたのに、食べてくれる人がいなくなったからと作らなくなってしまったのを残念に思っていて、「おばあちゃんの美味しいケーキを売ったらいいのに!」「ケーキ作りが好きなお年寄りたちが得意なケーキを作って収入を得られたら」と考えて会社を作ったとのことです。

このアイディアは大当たり!「ベアーテおばあちゃんのりんごケーキ」という風に、例えばりんごケーキ一つをとってもいろいろあるそうです。
これらのレシピを載せた本も販売されてて、アマゾンの評価もご覧のとおり、良いですよ!
レシピブックは、クリスマス用のクッキーやケーキのレシピ本と2種類販売されています。

視察で面白かったのは、おばあちゃんは家庭のオーブンでしかケーキが焼けないから。
ということで、工房には家庭用オーブンが横に上にと全部で9台ぐらいずらっと重ねて並べてあって、
ケーキの生地なども家庭用のハンドミキサーで、自分の作りやすい量を作られていたことでした。

日本のパン業界の方々との視察には去年も行きまして、去年は「おばあちゃんの美味しいジャガイモスープ」のついたランチもいただきました。
ウェブサイトを見たら、どんどん進化していて、結婚式のケータリングなどもやってるみたいです。
おばあちゃんパワーすごい!!

日本で「おばあちゃんの味」で美味しいものって何だろう?
おばあちゃんのお漬物工房かな?


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# by deutschebaeckerin | 2019-06-15 00:42 | お菓子 | Comments(2)