カテゴリ:パン( 36 )

ドイツの製パンマイスター試験 3-4部

今回は、前回の続きでドイツのマイスター試験の第3部と第4部についてお伝えします。

第3部は経理経営です。この科目の試験勉強で一番時間が費やされたのは、複式簿記でした。試験では20枚の請求書が渡され、これを借方・貸方に仕分けします。半年間何度も練習させられたので、勘定項目の名称というよりコード番号を覚えてしまっていたほどです。そして、120分の簿記の試験の最後には、貸借対照表と損益計算書を作成します。

簿記というと、日本語の場合、最初に「貸方・借方」という分かりにくい表現が入ってきて苦手意識がついてしまうかもしれませんが、ドイツ語だと意味的には、「払う義務がある」「もらう」というような言葉が使われるため、すごくわかりやすく、マイスター準備コースで練習すれば、パン屋を経営するにあたって必要な簿記は十分できるようになると思います。

次は経営や取引に関する基礎知識や法律の試験が100分。準備コースではもちろん、手工業のマイスターという称号が持つ権利や義務についての勉強から始まりました。2004年の手工業法の大幅改定により、それまで開業のためにマイスターの資格が必要だった業種が94業種から41業種へと半分以下に減らされました。パン、お菓子、食肉加工、散髪は残りましたが、意外なところで時計職人、靴職人はマイスターの資格なしで開業が可能になりました。マイスター制度による保護がなくなって競争が激しくなるのを良いと考える人もいるでしょうが、私はパン職人が残ったことでホッとしています。それは、私自身が、長い歴史の中で培われた制度の恩恵を受けて、師匠(マイスター)と職業訓練校に守られながら気持ちよくいろんなことを総合的に勉強をさせてもらったからです。競争激化が世知辛い就労環境を招くのではないかと心配です。

次は税法に関する試験が100分あります。法人税、所得税、付加価値税をどう計算し、どう支払うのか、従業員の社会保険料をどこへ支払うのか、または従業員の家族構成などを踏まえて給料計算をします。

第三部、第四部とも、試験に際して暗記が要求されることも多いですが、基本的な考え方としては、一度勉強しておけばそれで良し。必要な時に教科書やノートを開いて該当箇所をみつけられれば良いというものです。また、開業する場合はたいていドイツのパン組合に入ることになりますから、困った時には本部や地区の組合に連絡すればアドバイスを仰いだり、専門家を紹介してもらったりできます。

さて最後の第四部は教育論です。マイスターになると、修行弟子を取って、彼らに技術を教える資格が与えられます。職人修行を始める彼らの年齢は一番若い子で15歳から。体は大きくても精神的にはまだまだ未熟です。マイスターは技術を教えるだけでなく、彼らの精神面を理解し、一人前の職人になるまでバックアップしなければいけません。

最初にドイツの教育制度と職業訓練に関連した法律について60分の筆記試験があり、次に若者の精神面を理解して取り組む筆記試験が60分、最後に職業訓練内容のカリキュラムに関する試験が60分あります。その他に、実技として教育論に関連したプレゼンテーションをするか、近所の学生に弟子役をやってもらって、パンの成形などを教える試験もあります。
ドイツでは初等教育は4年で終わってしまいます。そして、中等教育をどこで受けるかによって、つまり満10歳ですでに将来の進路が大まかに決まってしまいます。大学入学資格を取得するためのギムナジウムという進学校へ進むのが全体の30%ぐらい、残りは専門上級学校や中級技術者を目指す者の多い6年制の実科学校、そして偏差値でいうと一番低い基幹学校への進学となります。
職業訓練を受けるのは、基幹学校卒業者が一番多いです。

ある程度の年齢になれば、自分の体力や能力を客観的に見て、限界を知ったり一日のスケジュールを立てたりもできますが、特に夜中から仕事を始めるパン業界では、まだまだ成長期にある若い子達の集中力や体力がどの時間帯に下がるのかを知って、最低12時間は終業から始業まで間隔をあけなければならないなど、事故を予防して心身ともに健全に職人への道を導いてあげなければなりません。
また、若い子たちにとって仲間や友達はとても大きな意味を持っていて、時には仲間意識や団結が修行の妨げになることもあります。私の周りでも友達との遊びを優先させて修行を途中で辞めてしまった若者が2名いました。基幹学校を出て職業訓練を最後までやり遂げていないと将来仕事がみつけられず大変困ります。

また、「最近の若者は」と日本でもいつの時代でも言われるように、世代間衝突を避け、また評価者として陥りやすい間違い、つまり、厳格化・寛大化・先入観の持ちすぎ・または他の弟子や自分自身と比較することなど、を知ることも重要です。

パンの修行は3年間ですべての作業ができるようになるように、カリキュラムが大体の目安で提案されており、お店ではカバーできないカリキュラムが出ないように、マイスターは組合の学校での集中授業に費用を負担して弟子を参加させる義務があります。

第4部は苦手だという生徒がほとんどでしたが、私は日本で働いていた時に経理と人事をやっていたので、授業もとても面白く勉強になり、また試験も楽しく取り組むことができました。
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by deutschebaeckerin | 2017-02-01 23:58 | パン | Comments(0)

ドイツの製パンマイスター試験 1-2部

ドイツのマイスター試験は内容によって4部門に分けられます。第1部は実技、第2部は筆記、第3部は経理経営、第4部は教育論です。

第1部の実技は、十八時間つまり3日間かけて行われます。

最終的に作ったものを自分用のショーウィンドウに飾るので、テーマを決めてそれに合った見た目や内容のものを作ります。私はテーマに「スイスの建国記念日」を選びました。

作品イコール製品ということで、製品情報をまとめたレポートも事前に提出を求められます。レポートは、製品の紹介文やレシピの他、原材料費+人件費+税金と詳しく計算して導き出された価格、栄養価を書き、写真付きでカラー印刷してオフィス用薄型バインダーにきれいにまとめて提出します。

実技試験内容:

スペシャルブレッド(粉総量5キロ、サワー種使用)
小型パン4種類以上(粉総量5キロ)
スウィーツ3種各10個以上
文字入れしマジパンなどで飾りつけをしたデコレーションケーキ
ライ麦パン(粉総量5キロ、サワー種使用)
小麦パン(粉総量5キロ)
カイザーゼンメル等日常食する小型パン3種以上(粉総量3キロ)
デニッシュ4種各10個
パイ製品4種各10個
菓子やスナックの分野から2種(1種は自分で決められるが、もう1種は試験当日に試験官から指示されたもの)

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サワー種はもちろん自分で熟成させます。9人が同時に試験を受けるので、3台のデッキオーブンをどう使うのか、必要な焼成温度や時間について事前に話しあって場所と時間をキープしておく必要がありますが、皆で大体同じ流れで作ることにしておけば、大きな問題にはなりません。

私はスペシャルブレッドに、スイスのグラウビュンデン州で食べられる蕎麦粉を使った郷土料理ピッツォッケリというパスタをヒントに、炊いた蕎麦の実を加えたパンを作り、スイス国旗のようにハサミで表面に十字の模様が出るように切れ目も入れました。

小型パンにはスペルト小麦をいろんな形で入れたパン(グリューンケルンという、麦がまだ青い時期に収穫して焙り、乾燥させたものを粗びきして炊いたものを加え、スペルト小麦バックフェルメントで発酵)を作り、ライ麦パンも発芽ライ麦粒を炊いたものを加えたライ麦100%パンを作りました。

このように、せっかくのマイスター試験ですし、私は日本人的に内容に凝ってみましたが、ライ麦パンであれば、試験規定ギリギリにライ麦60%ぐらいで既存のレシピのまま無難にこなすのもありです。もちろん、作るものの難易度や工夫も採点に大きく寄与しますが、とにかくマイスターのお免状だけが必要な要領のいい跡継ぎ君たちは無難路線でサクサクと準備も当日の試験もこなしていました。

実技試験には販売も入ります。ヴァインハイムでは販売員向けのセミナーも開催されているので、校舎の一部に練習用のパン屋の売り場が常設されているのです。そこで試験官を相手にパンやケーキの説明をしたり、お祝いケーキやケータリングの注文を受けたり、包装をしたりします。

第二部は、製パンについての筆記試験です。

まず、朝8時から100分間専門計算の試験から始まります。例えば、牛乳を使うレシピをスキムミルクで代替する場合に分量がどう変わるか、サワー種熟成の際の粉と水の量、目標どおりの捏ね上げ温度を達成するために水温を何度にすればよいか、クッキー詰め合わせを作る時にどの種類を何グラムずつ詰めたら売りたい価格のものができるかといった感じです。ドイツ語が理解できれば中学校程度の方程式で全部解けますからご安心を。

10分の休憩の後、第二部で一番重要な100分間の製パン理論の筆記試験があります。これを落とすと、例え他の教科で合格点に達していたとしても翌年マイスター試験のやり直しをさせられます。

栄養、サワー種とライ麦パン、小麦小型パン、焼成過程、菓子生地といった5つのテーマにそってそれぞれ3問文章問題が続きます。例えば、「ライ麦パンにサワー種を可能な限り最大の割合で入れたのに風味が少なく、パン自体の老化も早いです。使用したライ麦粉のタイプは997でフォーリングナンバーは260でした。このパンの失敗の理由と救済策を述べなさい。」さっさと読んでどんどん進めないと時間が足りなくなってしまいます。

その後さらに10分休憩の後、50分間の原材料についての試験があります。穀物について種類や栄養構成について簡単なものなら職人試験でもやりましたが、マイスター試験ではでんぷんの構成や粉の科学に関する設問も入ってきます。他には砂糖やチョコレートの生成過程に関する質問などです。

ここでやっとお昼休みがはいり、午後は、マーケティングの筆記試験が60分あります。パン業界に関連する新聞記事を読んで意見を述べたり、「十一月におすすめとして売りたい商品を決めて、どのように宣伝活動をしたいか述べなさい」「その商品のためのチラシのレイアウトをしなさい」「販売員のためにその商品の製品情報をリストアップしなさい」というような問題が10問出ます。

最後は原価計算や販売価格計算の試験が70分あってマイスター試験第二部は終了です。途中休憩をはさみながら朝8時から午後4時まで丸一日がかり、とっても疲れました。
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by deutschebaeckerin | 2017-01-07 15:59 | パン | Comments(0)

私のマイスターコース時代のお話

皆様、あけましておめでとうございます。

今日は10年ぶりぐらいに、私のパン職人時代のお話の続きをご披露いたします。
本家「みちえのパン工房」の続きのお話です。
これらは4年前に専門誌B&Cに掲載したものです。

まずは序章ということで、ざっくり全体のお話をしておきます。
後日、試験の細部について詳しく書きますね。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

2006年1月、私はドイツのヴァインハイム製パン学校のマイスター試験準備コースに通い始めました。半年間、スイスにいる夫とは別居です。

ちなみに、ドイツ各州のパン組合の学校でマイスター準備コースを受講することができます。私はベルリンのゲゼレ試験でトップだったため、もし、ベルリンでマイスターコースを受講するなら奨学金をもらえるという賞品がありましたが、当時のベルリンのマイスターコースは仕事をしながら夜間や週末に受講するという1年以上かかるものだけでしたので、さすがに夫と別居するには長すぎると思い案は却下。義父母宅から車で1時間のヴァインハイムに決めました。ここは宿泊施設が併設されていて、朝から晩までドイツ語で勉強勉強勉強・・・その代わり、5ヶ月間で試験まで済んでしまいます。

ところで、朝から晩まで勉強という環境ですが、自分の好きなパンに関する理論や実技だけなら、それでもまだなんとかなりそうなものですが、マイスターというのは、お店を持つ資格を得ること、すなわち、経営のこともわかっていなければいけませんから、簿記の勉強あり、税金や従業員の社会保険や休暇について、はたまた若い弟子を教える立場になれるということですから、教育論もあります。学校の立地も市街から少し離れた閑静な自然の中・・・勉強するにはもってこいなのでしょうけど、同じ場所で朝から晩まで勉強ばかりしていると、だんだん嫌になってきましたね。

併設の宿泊施設は一般に開放されたホテルでもありましたし、職人向けセミナーに参加する人たちが泊まったりもするので、ホテルの朝食用パン作りは私たち生徒の仕事でした。割り当てられた日の前夜はサワー種などの仕込みをし、当日は朝4時から工房でパン作りです。実技の授業とは違って自分の裁量でパンが焼けますし、息抜きになってとても楽しかったです。もちろん、作ったパンはその日の授業の最初に、みんなの前で先生から批評を受けるというのが日課になっていました。パン作り担当の日は一日が長いこともあり、午後の簿記や教育論の時間はまさに睡魔との闘いでした。

当時は、仕事をしながらゆっくり勉強できるベルリンのようなパートタイムのコースの方が合ってたのではないか、と思ったこともありましたが、仕事をしながらシュトゥトガルトでマイスター試験に通った友人によると、ただでさえハードなパン職人という仕事の他に勉強までしなければいけないし、一年以上かかるとモチベーションの維持がだんだん難しくなってくる、と話していて、一長一短だなぁと思いました。

さて、2006年のマイスターコースの生徒は26人、半分以上が実家がパン屋だという跡継ぎ君たち。途中で一人脱落してしまいましたが、日本人は私を含めて3人いました。これは本当にたまたまであって、日本人はベッカライ・ビオブロートの松崎さんが私たちの数年前にご卒業されただけだと、先生がお話されていました。

マイスターコース初日は、自己紹介や先生の紹介があった後、筆記テストがありました。このテストの目的は、受講者の技術レベルのチェック。テスト内容は ゲゼレ試験と同じような感じだったので、事前にスイスでぱらぱらと昔のノートを見ていた私は、80点台は取れました。しかし、スイスのパン屋にいた私は、サワー種の熟成段階の計算方法とか ドイツらしいパンの発酵時間や分割重量などがあやふやになっていました。先生も、「マイスターコースは、日々の仕事で理論などの勉強から少し遠ざかっていた職人達にとって すごく良い機会。弟子時代とは違って実務での経験があるから、理解が深くなる。」と言っていたとおり、自分の弱点に最初に目を向けることができてよかったです。

私たちがコースに通った2006年からマイスター試験の受験資格が大幅に緩和されて、「職人として働いた経験が最低3年あること」という項目がなくなりました。結果として、数ヶ月前に職人試験に受かったばかりの経験の少なすぎる生徒が、マイスターコースに数人いて、彼らがなかなか勉強や実技についてこれないので、先生も困っていました。実際、一人は途中脱落、一人は試験に落ち、もう一人はきっと受かったのでしょうけど、卒業パーティーなどにはまったく顔を出しませんでした。

さて、製パンに関する勉強内容ですが、理論も実技もさすがに職人試験よりも高度で、「粉」だけでなく「卵」「牛乳」といった材料一つ一つについて、そして何よりサワー種について本当に詳しく長く勉強しました。おかげで、試行錯誤してレシピを作るのではなく、理論から導いてレシピを組み立てていけるようになりました。今でも全てが頭に入っているとは言えませんが、教科書やノートのどこを開けばヒントが載っているかは分かります。

f0141507_63276.jpgマイスター試験は2日半かかって、サワー種を使ったパン、雑穀パン、小型パン、デニッシュ、パイ製品、デコレーションケーキ、デザートになるようなケーキやプチフルール、その他に当日試験官からお願いされたパンやお菓子を2品、作るものは全てかなり大量です。そして、最後は作ったものを全てホールに運び込み、自分用に用意されたスペースに一時間でショーウィンドーを飾りつけます。皆、マイスター試験なんて一生に一度で初めてですし、普通、工房ではチームワークのところを、一人で計量から焼成、はたまた飾り付けまでしなければいけないのと、同じ日に試験を受ける9名で3台のデッキオーブンを共同で使うので、作る順番や時間をうまく話し合っておかないとオーブンの温度設定などで喧嘩になってしまいます。そんなわけで、思っていたより綿密に試験当日のスケジュールを決めておかないといけません。

それでも、なんとか時間に間にあって、みんなの作品が並びました。製パン、簿記、教育論、経営の筆記試験もそれぞれ半日から一日がかり、プレゼンテーションや試験前に提出する書類もなかなかハードでした。5ヶ月間ずっと試験のプレッシャーがあってよく勉強したので、試験が終わった時はやっと開放されて周りが見えるようになった感じでした。コースが始まった時は真冬だったのに、気づいたら木々の緑と太陽のまぶしい夏になっていました。 ゲゼレ試験の時も、その時なりに大変でしたが、やっぱりマイスター試験は外国人だとなかなかしんどいですね。
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by deutschebaeckerin | 2017-01-04 06:03 | パン | Comments(2)

ドイツ国立製パン学校講師によるドイツ製パン(DVD付) [大型本]

f0141507_5223683.jpg発売されてからもう2年近く経つ今さらながら、私が通訳と翻訳に携わった2008年夏のドイツパンセミナーの本を紹介させてください。

アマゾンでも高く評価をいただいていますが、とても丁寧に本もDVDも作られていて、さすがパン技研の皆さん!という感想です。当時、セミナーに足を運ぶことができなかった方も、この本とDVDでかなりドイツパンへの知識が深まると思います。

ただ、私は当時いーたんを妊娠中で、クッチャー校長と講師のロバートが作業をする手を中心にビデオが回されているので、私の膨らんだ腹や、立ちっぱなしに疲れて台に寄りかかりながら通訳してる様子がふんだんに見られます・・・・その様子がなんだかやる気なさげな印象なのが恥ずかしい~~!!&後悔です。しんどくてもまっすぐ立っとくべきでしたわ!素晴らしい本とDVDにケチをつけちゃったみたいで申し訳ないです。

よかったら皆様、ご購入くださいませ。

パン職人に復帰するにあたり、数年間ちっとも手をつけていなかった履歴書の更新から始まり、久しぶりにレシピの翻訳の仕事など、パン職人モードに戻りつつある私が久々に自分の昔の仕事を振り返ってみるために開いた本、あれから数年経ったからこそ、皆さんに紹介できる気持ちになりました。
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by deutschebaeckerin | 2012-02-04 05:38 | パン | Comments(6)

Bäckermöhli

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今度働くパン屋にチラシが置いてあったので、在スイス歴9年目にして初めて知りました。
Bäckermöhli という行事。

ツークに残っているギルド(同職組合)はたった5つ。
その一つがBäckerzunft(パン組合)らしいのですが、それもパン屋とケーキ屋だけじゃなくて
ホテル、肉屋、レストランなどいろいろ入ってるクラブみたいになってるらしいです。

そのパン組合が、毎年一回年次総会の後に、日本の昔の「餅撒き」みたいに、パンやらお菓子やらを配るらしいと。
そういうわけで、保育園のない日のアクティビティに飢えている私は友人親子と一緒に参加しました!

「Bäckermöhli!」と大声で叫ぶと、2階の窓からパン、お菓子、みかん、ソーセージが降ってきます。
初参加の私達は準備不足で小さい子を抱っこしながら片手でなんとかキャッチ!
さすが小学生達は袋持参でそれを頭の上に広げて持って上手に受け止めてました。
ちなみに、パンもソーセージも裸のまま・・・落ちても皆さんお構いなしでお持ち帰りされてます、さすがスイス。

小さい子は歩いてるだけで組合関係者からいろいろ手渡されたり、
「あ、あのおじさんとこ行ってソーセージもらっておいで!」と母にそそのかされて物乞いするので
準備不足だった割にはいろいろもらって家に帰りました。楽しかった!

ちなみにBäckermöhliとは、Mittagsmahl(パン屋のお昼ご飯)という意味だそうです。
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by deutschebaeckerin | 2012-01-26 04:40 | パン | Comments(11)

昨日のツォップフ

朝、仕事に行く前に捏ねたところまではご報告しました。
今日はその後について。
ちなみに、レシピはサイトに載せているものの1.5倍。
でもイーストの量はレシピよりも少なく10gだけ。
つまり、1/3の量、粉に対して1.3%。
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成形して天板にのせ、ビニールをかけて冷蔵庫に入れて仕事に行きました。
仕事から戻ってキッチンの作業台にのせ、卵を塗って買出しに。
約2時間後に買い物から戻って、オーブンを点火してもう一度ツォップフには卵を塗ります。
約30分焼いて出来上がり~。

冷たい生地の中では発酵の気泡(ガス)が沢山できていても、体積はあまり増えません。
これは気体の体積が低温だと小さいため。
でも、オーブンに入れると一気に大量のガスが膨張するので、釜伸びも大きいです。
そういうわけで、「もう釜入れして大丈夫~?」という場合でも大丈夫な場合が多いです。
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by deutschebaeckerin | 2008-11-08 16:56 | パン

サワー種のパン

今日は仕事の後、町のゴミ収集所にゴミを持って行って来ました。
2週間に一回の割合で持っていくのですが、相変わらず運転が好きじゃないので、疲れます~。
今日は途中の信号機が故障してて警察の人が出て、手で合図してて、
きゃ~、分かるかな、私・・・・お願いだから私の前で止まれとかしないで!って祈ったり、
ゴミ捨ても終わり、町中も抜けて、あとちょっと~と思って、最後うちへ向かう急な坂を上ってたら、
ちょうどめっちゃ急な坂のところの横断歩道の手前に立つおばあさんを発見したり。
もうマニュアル車の坂道発進やギアチェンジには慣れたとは言え、
こんな坂道で発進なんて久しぶりすぎて緊張しましたよ。
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さて、昨日はとっても疲れてたのですが、おとといの夜からサワー種を仕込んでいたので、材料をキッチンエイドに放り込んで予定どおりパンを焼きました。本当にキッチンエイド君にはお世話になってます。手ごねだったら絶対パンもケーキもクッキーも作りません、私。

相変わらず、うちで食べるパンはほぼ100%自家製です。
せっかくマイスターの資格持ってるんだし、これぐらいはしないと、ですよね。
カボチャの種を炒って、亜麻の実もたっぷり入れて、ライ麦40%のパンにしました。

夏のセミナーの際に、サワー種を粘土状に硬くしたものをもって帰られた方も多かったと思います。その時にどうやって使えばいいのかを口頭で説明しましたが、サイト本家にも詳しく書きたいと思っています。その他にもセミナーに際してまとめた理論関連もサイトに載せます。もちろん、国立製パン学校の資料ではなくて私が趣味でまとめた部分のみですけど。あまりにも最近ほったらかしのサイト本家、少しずつ手を加えていきますので、お楽しみに。
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by deutschebaeckerin | 2008-11-04 23:39 | パン

スイスに戻りました

ただいま~~。
・・・って、3週間前に戻ってきたのですけど。
なんだかんだと忙しく、今日やっと戻ったご挨拶させていただいています。

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おかげさまで、8月25日~28日の講演会およびドイツパンセミナーは大成功でした。
沢山の皆様にお運びいただきましたこと、お礼申し上げます。
また、懐かしい再会も沢山ありましたし、嬉しい出会いも沢山ありました。
このような機会を設けてくださった、パン技術研究所の皆様にも心からお礼申し上げます。
ドイツから来た国立製パン学校の校長、そして講師(私とマイスターコース同期)の二人も
パン技術研究所の皆さんのプロフェッショナルな働きぶり、真面目さ、優しさに感動してました。

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by deutschebaeckerin | 2008-09-22 02:45 | パン | Comments(32)

ドイツパンセミナー

皆様、大変ご無沙汰してしまっていてスミマセン。
自分のブログにもアクセスできないほど、とにかく忙しく過ごしています。
でも、来週後半ぐらいから少し落ち着きそうなので、また更新を再開させてください。
頂いた温かいコメントの数々、ありがとうございます。
お返事も来週後半以降でいいですか、ごめんなさーい。

今日はとにかくお知らせを一つ。
8月26日(火)~28日(木)の三日間、東京のパン技術研究所にて
私がマイスターコースを受講した国立製パン学校の先生方と一緒に
ドイツパンセミナーに通訳として参加させていただくことになりました。
「パン技術研究所ホームページ」
こちらに詳しいセミナー内容が書かれていますので、
ぜひぜひご覧ください!

そして、お申し込みはこちらから。
参加申し込みフォーム

なにとぞ宜しくお願いいたします!!
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by deutschebaeckerin | 2008-07-12 03:28 | パン | Comments(25)

中華まん

去年の秋から暮れにかけて、ものすごく沢山作ったコレ。
軽く1000個は確実に作りました。
知り合いから頼まれたので、先週は久しぶりにまたいっぱい作っちゃいましたヨ。
中華まん、インスタントのわかめスープ、サラダが翌日のダンナのお弁当でした。
蒸す前と後の大きさの違いの写真もご紹介します。

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豚肉は塊をフードプロセッサーでカットして、餡子も手作り。
レシピは改良に改良を重ねて、最初の頃よりもっと美味しくなりました。
お豆腐と切り干し大根を入れたベジバージョンも出来ましたヨ。
自分で言うのもなんですが、粉物の得意な私、皮だけでも美味しくて花巻もよく作ります。
でも、レシピはネットでは公開する予定はありません。ごめんなサイ!

この日は36個作ったのですが、20個は友人にお引取りいただいて、4個はダンナのお弁当に、
更に残ったのは冷凍。またお弁当になるか、うちのランチになるかはまだ不明ですが、これが冷凍庫あるとなんだか安心(笑)。
ミニ春巻きや根セロリのミニカツレツなど、お弁当用の自家製冷凍食品も最近は充実の我が家の冷凍庫デス。

何が入ってるか分からないのと、手作りを楽しめて作れる性分なので、アジア食材店の冷凍ギョーザ等はもともと買ってませんでしたが、
ひき肉も去年ぐらいから私は一切買わなくなりました。すね肉などを自分でカットしてます。
そのほうがずっと美味しいし、何が入っているか分かるので気持ちも良いので。

食料品価格の高騰が最近のニュースの中心ですが、安物に走るのではなくて、良いものを大事に食べて行きたいですね。
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by deutschebaeckerin | 2008-04-29 23:12 | パン | Comments(14)