シュパーゲル(白アスパラ)

日本のゴールデンウィークも始まったようですが、こちらも来週から祝日が多くなります。
来週は、私もお休みを利用して、ドイツへシュパーゲルを食べに行くことにしました。
シュパーゲルといえば「ドイツ」ですから。
前の居住地がベルリン(有名産地ベーリッツの側)だった私、
そして、義父母の家ももう一つの有名産地シュヴェッツィンゲンの近く・・・ということで、本物のおいしいものばっかり食べてきた私には、スイスで売られているものがあまりにも可哀そうで(だって、悲しいぐらい切り口がかさかさ・・・頭が紫っぽく日焼けしてたり・・・)買えないんです、ワガママでごめんなさい。
でも、皆さんも海外で、「これ大丈夫?」って思っちゃうように目の濁った魚が魚売り場に陳列されて売られていたら、買えないでしょう?それと同じですよ。

そこで、去年の今頃の話なのですが、
お義母さんと一緒に参加した「シュパーゲルお料理教室」について
他のところで発表していた文章を、ここブログでもご披露します。

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まず、このお料理教室はシュパーゲル堀りの見学からスタートするので、集合は7時。
お料理する分を自分で掘らされるのかと思いきや、説明を聞きながら、
同じ農家で栽培されてるイチゴをつまんでシャンパンを飲むだけ・・・優雅な感じでした。
ご覧のようにシュパーゲルの畑は黒いビニールシートで覆われています。これは日に当てないようにして育った透き通るように白い白いシュパーゲルが良いからというのと、土が温まって早く育つようにするためです。台車でこのシートを持ち上げながら作業するそうですが、細い棒のようなスコップをさくっと上手にシュパーゲルの横に入れていく彼女、うまい!シュパーゲルに当たって折れちゃったりしたら商品価値が下がりますからね。僅かな土の盛り上がりで、どこにシュパーゲルがあるかが分かるんですって。さすがですね~。

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しっかし、それにしても、このイチゴがとても美味しかったんです。
皆さん、Lambadaって品種のイチゴをご存知ですか?
直売でも500gで2,80ユーロと高め。でも、すっごい甘くて香りがよくて美味しい!!!
このバーデンの農家さんで栽培されてるもう一つの種類のElsantaというのは、ハンブルクまで電車で運ばれて売られているそうですが、Lambadaは衝撃に弱く傷み易いらしいので、一番遠くてもシュトゥットガルトで出す市でしか販売されてないらしいです。

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さて、ドイツ在住の方はご存知でしょうけれど、シュパーゲルは1a、1b、2・・・6という風に等級分けされていますが、実はこれは味には全く関係なく、見た目だけなんだそうですよ、そこまでは皆さんご存知なかったでしょう?私も知りませんでした。味は産地、品種、農家の腕で決まるらしいんです。

さて「1」はまっすぐで真っ白でほどよい太さでっていう完璧なものらしいデス。なので、農家さんが言うには、「1~5」ならどれを買っても同じなんですって!!「6」というのは、太すぎるもので、写真のように2本一緒に育ってしまったようなもの。真ん中に空洞があったり、また更にそこに本来の皮になるものが入ってたりして口当たりが悪いらしいので、他よりも劣るとのことでした。

f0141507_114226.jpgそして、今回のもう一つのヒットは紫色のアスパラ!
今、試験的に作ってるらしいんですけど、細くて全体が濃い紫色なのデス。
これは生食用で、一人一本もらってポリポリ食べてみましたが、すっごい美味しかったです。
サラダに混ぜて食べたい!!
ちなみにゆでると緑色になっちゃって普通のアスパラと変わりなくなっちゃうらしいです。
くれぐれも勿体無い調理法だけはしないようにしてください。

さて、お料理教室の先生は各国の一流ホテルにいたっていうギリシャ人シェフでした。
せっかくのお教室なので普段家で作らないものをってことで、選ばれたメニューが、
「アスパラの巻き寿司の天ぷら」
「アスパラのフォッカッチャ」
「アスパラのホイル焼き」
「アスパラのアイス」・・・・・と、
日本人でパン職人の私には、どれも簡単で、期待はずれでした。

もちろん、私は身分とか明かしませんが、先生が披露した後、私がちゃちゃっと、もっと上手に作っちゃって、お義母さんに「こうやって~」と説明してやってたら、他の参加者の皆さんも「どうやるの、どうやるの?」って私に聞いてきちゃったぐらい、先生にとってやりにくーいレッスンだったみたいです。。。スミマセン。でも、事前にメニュー知ってたら、参加しませんでした、私も・・・・。ドイツ人の参加者は初めてのものばかりで、すごく楽しそうでしたが・・・。

とにかく今回の収穫といえば、
「Lambadaというイチゴ品種は非常にオイシイ!」
「シュパーゲルの等級の意味」
「生食用の紫アスパラは今後市場に出てきたら絶対また食べたい!」

ということで、これからのシュパーゲルとイチゴの季節、皆さんのお買い物のヒントになればと思います。そして、今回見学した農家さんは、カールスルーエ~バーデン・バーデンの間にある
Erdbeerhof Dr. Späth
76316 Neumalsch
Spargel und Erdbeeren aus eigenem Anbau
täglich an der B 3 von 8-19 Uhr
お近くの方、ぜひ行ってみてください。
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by deutschebaeckerin | 2008-04-28 01:13 | 食材 | Comments(11)
Commented by みかん at 2008-04-28 02:41 x
みちえさん この週末にUPされた記事、どれも面白くてタメになりました!ゴミの分別方法は州によって違うみたいだし、ギネスに挑戦したパン屋さんの根性には頭が下がるし、みちえさんのお料理教室体験記は微笑ましかったデス^0^。ホランデーズソースで食べるSpargel、こんなに美味しいものはないと思ってたのに、まさか日焼けしてたなんて....知らなかった...
前に、農家で卵を買われると書かれていましたが、実はうちの大家さんは農家で私も毎回新鮮な卵を買わせてもらっています。そしてお嫁さんの実家は果物農家で、品種は分かりませんがイチゴ摘みに行ったこともあります。日本にいた頃には考えもしなかった自然の恵みに溢れたスイスでの生活、いろんな情報を得て、それを賢く応用すれば日常生活の楽しさも広がりますよね。そんな意味で、みちえさんのブログは私にとって欠かせない知恵袋になりました! これからもよろしくおねがいします!!
Commented by deutschebaeckerin at 2008-04-28 03:27
みかんさん、コメントありがとうございマス!シュパーゲル、美味しいですよね。でも、一度シュパーゲルの時期にドイツに行ってみてください。その日に掘ったものを買うのがスタンダードですから、切り口もまだみずみずしいんですよ。そして、ハムと一緒に溶かしバターだけで食べます。あのケチなドイツ人がシュパーゲルにだけは大金出しますから。キロ単価もスイスより高いんですよ。新鮮卵、美味しいですよねー。おととい買いに行った時にも農家のおばさんと喋ったのですが、普段は慣れててその美味しさが分からないのですが(罰あたり)、旅行に行ったりした先でホテルの朝食でゆで卵を食べると、「違う、いつものが美味しい」って気づくんですよ、私たち夫婦は。イチゴ摘み、これも楽しいですよねー。紹介した農家さんでも、自分で摘んだ場合はキロ2,80ユーロで持ち帰れます。(写真の値段表の一番下に書いてるんですけど、見え辛いですね) 練乳(Milchmädchen)好きのお義母さんと一緒に練乳のチューブ持参で行って、摘みながら練乳つけて食べまくったことあります(笑)。
Commented by Masayo at 2008-04-29 17:15 x
ドイツのシュパーゲル!憧れですねー。一度も食べたことありません。直近でドイツに行ったときは、まだ「西」ドイツでしたし(苦笑)、シュパーゲルの存在すら知りませんでした(笑)。日本でフレッシュのものが食べられるようになったのは、ごく最近のことのように思います。ウチも毎年季節になると出していますが、やっぱり本場のシュパーゲルを一度食べてみたいものです。ちなみに日本でもかなり高価です。産地は色々で、輸入物はもちろん、国産ですと北海道をはじめとして、香川県、佐賀県のものが関東では売られているようです。ウチは北海道産のものを使用するので、入荷は5月末~6月初旬ですねー。他にもきっと産地はあるのでしょうが流通経路が違うのか?ウチの近所ではあまり目にすることがありません。価格はキロ単位で購入するご家庭はないと思いますが(笑:ウチは商売柄キロ単位です)3~5本くらいで300~500円するのではないでしょうか。一本100円以上はします。でも、とーーーっても細くて貧弱なものも平気な顔して売られています(汗)。皮を剥いたらなくなっちゃうんじゃないの?っていう感じのものも!ですよ(笑)。
Commented by deutschebaeckerin at 2008-04-29 21:30
Masayoさん、こんにちは!この時期ドイツに来てくださいよ~。元グラホの友人が去年まで某ドイツ航空会社の日本支店で働いてたのですが、この時期になるとドイツからシュパーゲルがいっぱい届いて、社員で分けて持って帰るんですって。ドイツ語は全然知らないけど、シュパーゲルだけは知ってる!って言ってました。某航空会社で販売してくれたらいいのにね!それにしても日本のは高いデスネ~!!ドイツで一般的なのは、一人500g食べるって計算なんですけど・・・。私もドイツに来て一年目、人をお招きしてのお食事にシュパーゲルを出すことにして(無謀?)、ダンナと市場にシュパーゲルを買いに行って、ダンナも一人いくらぐらいで計算すべきかよく分かってなくて、お店の人に聞いたらそう言われちゃって、はっきり言ってウソ!って思ったんですが、そのとおり買って正解でした・・・足りないとケチったみたいで恥かいちゃうとこでした!
Commented by kayoko at 2008-04-30 10:38 x
白アスパラガスは最近でこそ近所のスーパーでも少量売るようになりましたが、数年前まではデパ地下でフランス産空輸モノ1本300円強というのしかありませんでした。お客さんには1本を恭しく(生ハムやサーモン+ベビーリーフなどのサラダを添えて)お出ししたものでした。フランスもアスパラ大好き国民で、山ほど食べるそうですね。アスパラ専用の水切りのついたお皿があるとか・・・。主役を張れる野菜なんでしょうね。奈良は吉野の山中に住む私、裏の竹薮になんぼでも生えてくるタケノコをたっぷり食べることにいたします!
Commented by seringo39 at 2008-04-30 12:16
こんにちわ☆手術されたのことですが、大丈夫ですか?お大事になさってくださいね。
シュパーゲル懐かしいです!留学当時はそこまで料理の知識が無かったということもあり、スーパーでよくシュパーゲルを見かけるもののなかなか自分で料理しようと思いませんでしたが、今はすごく恋しくて食べたいです!!こんな写真見たらほんとうらやましくてよだれが・・・失礼しました。
またおいしい写真見せてくださいね!
Commented by deutschebaeckerin at 2008-04-30 13:38
kayokoさん、そこまで高いともう、美味しくないと店に苦情言いに行っちゃいそうですよ~!こういう苦情ならフランス人も納得でしょう。以前、とある日本のデパートにフランス産のオレンジジャムの中にオレンジの種が混ざってたって苦情言った人がいるらしくて、そのデパートがフランスにそのまんま文句言ったら、オレンジの種が混ざってるのが、そこまで重大な問題なのか!って取引やめられちゃったそうです。アスパラは水はけのいい土壌が良いとされています、ドイツの名産地の土壌はどこもそんな感じです。フランスにもそういう名産地があるのでしょうね。地質学者であるダンナの友人が言うには、ベーリッツとポーランドのドイツ国境の辺は同じ地質だから、安いポーランド産でも同じぐらい美味しいはずだって言ってました。竹の子、いいですねー。そうですよ、そこにある新鮮なものが一番のご馳走ですよ。
Commented by deutschebaeckerin at 2008-04-30 13:40
seringo39さん、なんだか奈良の方が沢山?!(笑)
もうすっかり元気ですよ、ありがとうございます。
はいはーい、明日からドイツ行ってきますので、美味しいもの撮ってきますね。
ところで、奈良の皆様、今年の夏はワタシとダンナとダンナの友人2名、プラスもしかしたらもっとドイツ人・・・奈良に行きます!日程が決まったら発表しますので、ならまちとかで会いましょう~!
Commented by kayoko at 2008-05-01 08:42 x
わー、そうなんですか!鹿に呼ばれて…?最近奈良はなんとなく盛り上がっていて(鹿男とセントくんのおかげ?!)、けっこう面白い観光地になりつつあります。奈良ならではののんきな可愛らしさをお楽しみくださいませ。ROM専門で長年こちらに来ていた私ですが、もしもよろしければお目にかかれると嬉しいです♪
Commented by deutschebaeckerin at 2008-05-05 03:16
はーい、一応その予定デス!ただ友人から夏の奈良はめちゃくちゃ暑いよって脅されました。私は暑いの平気なんですけど、ドイツ人へばっちゃうかしら。そうですよ、奈良に行きたいのは鹿男見たからです~!日本の予定(皆さんにお会いできそうな)がいろいろ決まったら、ブログでご連絡します、よろしくお願いします。
Commented by ひろみ at 2009-04-06 22:18 x
こんにちは。
私もスイスに住んでいます。フランス語圏です。やっと10ヶ月が過ぎ、なんとか生活も落ち着いてきました。ご出産、おめでとうございます!!
さて小麦粉の種類についての質問です。
マフィンのレシピの中に「薄力粉」って書いてあったのが、ミグロのWeiss-Mehl(青の袋)全粒粉(強力粉?)がVollkorn-Mehlでした。
フランス語圏ではミグロとコープとで薄力粉や小麦粉の表示が違い、どれがどれなのか全く分かりません。普通の強力粉(ピザなどに使う)と薄力粉(クッキーなどに使用)を教えてください。
それからアーモンドパウダーを探し回って1ヶ月。
これって製菓専門店などでしか見つからないのでしょうか?
いろいろ質問ばかりでお手数ですが、回答お待ちしています。




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