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製パン学校の朝食

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土曜日は、製パンマイスターの優子さんご夫妻を連れて、今度はルツェルンにあるリシュモンという製パン製菓学校へ行きました。ここでは土曜日と日曜日の7時半~13時に、"Bäcker Zmorge"(ベッカー・ツモルゲ = パン職人の朝食)というのをやっていて、21,90フラン(約2000円)でご覧のようにものすごい種類のスイスパン食べ放題の朝食をとることができます。昔はもっと安くて、日曜日でも予約なしで座ることができたのですが、3年ほど前から知名度も上がり予約は必須、値段も行く度に上がっているような気がします。

パン、飲み物、ジャム、数種のチーズは食べ放題ですが、このお値段にしてはハム・サラミ類はありませんし、チーズの種類も少ないですし、卵もついてなくて、う~~~ん・・・パンがメインって言っても、パンばっかりそんなに食べられないし・・・ちょっと寂しくない?っては思いますが、ここはスイス、しょうがないですね。足で探し回ったところで、スイスパンをここまでキレイに作っているパン屋さんはなかなかありませんし、なによりご覧のようにサイズが小さく、大きいパンはスライスしてありますので、スイスパンをいろいろ試してみたい!という人は、この週末の朝食を利用するのはすごく良いことだと思います。



f0141507_15535246.jpgさて、サイズが小さいと言っても、そんなに沢山は食べられません。チーズは一切食べず、ほとんどバターもジャムも使わずに食べたにも関わらず、ご覧のように2回パンを取りに行っただけで、私はギブアップ!!左側のカゴ左端から時計回りに、ラオゲン・ブレートヒェン、チョコチップ入りコーンブレッド、いちじくパン、玉ねぎパン、バタークロワッサン。右側のカゴ左端から時計回りに、チョコクロワッサン、ビールパン、ツォップフ、ヴェッグリ、ラオゲン・クロワッサンです。なかなか作り方としては変わってて面白いな、と思ったのは玉ねぎパンです。ドイツだと普通はフライド・オニオンが生地にたっぷり入ってるものが多いですが、これにはほとんど入っておらず、しかし香りと風味は程よくしていて、軽い白い生地で。こういうのは初めて食べました。重すぎず食べ易くていいですね。夜のカルテスエッセンにとても合いそうなパンでした。

パンに詳しい方なら写真でもうお気づきと思いますが、やはりスイスのパンは小麦パンがほとんど。中にはサワーブレッドというのも出ていましたが、それも小麦の割合の高いミッシュブロートで、ほどよい酸味と香りは美味しかったですけど、これが製パン学校でさえも限界なのかなって感じかな。スイスで有名なヴァリス風ロッゲンブロート(ライ麦100%)というのも、それが本物とは言え、膨らみが少なくて詰まった感じのパンで、ドイツのパンに詳しい人間は、最初から食指も動きませんね・・・すみませんけどって感じですが。でもまぁ、スイスパンとはこういうもので、ドイツパンとは違うのですからしょうがないですし、スイスのパンや職人のいいところは、ドイツと比べると丁寧にキレイに作るというところでしょうか。ドイツのイキイキしたダイナミックなパンもいいですが、こういう小さい繊細な作りのパンはドイツ職人は苦手ですからねぇ・・・私も含めて。ま、私も3年半スイスで働きましたから、少しは学びましたけれど。とにかく、典型的なスイスパンが見られる、このリシュモンの朝食はパンに詳しい人なら必見ですね。

ここリシュモンはホテルが併設されているので、ホテル客も平日は、ここまで豪華ではありませんが美味しいパンの朝食が食べられるそうです。ここはルツェルンの交通博物館の近くで、湖の側に立っていて、とても美しいところですよ~。パンにご興味のある方は、スイスの宿泊をここに取るっていうのもいいんじゃないかと思います。

ところで、私の通っていたドイツの国立製パン学校もホテルが併設されていて、観光客も沢山泊まれるのです・・・・が、セミナーで利用するシュヴァーベンのオーバーマイスターやベルリンのマイスターにも言われたんですが、「ドイツパンの有名な代表校なのに、朝食のパンが酷い」んです・・・マイスターコースの時期だと私達など生徒が練習で焼いたものが出るので、なかなか面白いものが並ぶのですが、面白いというのは、「興味深い」「ポジティブにとらえると可笑しい」ってことで・・・・それもどうよ?って感じなんですが、もっと酷いのがそれ以外の時期で。近くのパン屋のが出るんですけどね~、とりあえずクオリティーが低い!でも、来年ホテルを改築するのにあわせて、そちらも改善していくそうで、2ヶ月前に校長がスイスに来ていてリシュモンに泊まっているとのことだったのでIさんと一緒に久しぶりにお会いしてお話したのですが、ドイツの学校ホテルの朝食も、従業員数の関係上リシュモンほどはできないとしても、品質の面などで改善していくそうです。そうしてくれ~~!って感じです。楽しみですね。
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by deutschebaeckerin | 2007-07-17 16:09 | パン | Comments(4)
Commented by yoko at 2007-07-17 16:24 x
うわぁ~~~パン好きにはたまらないですね。
パン職人学校の朝食?!フランスにもあるのかな?
ドイツだったらわざわざでも行きたいなあ。
(多分オットは絶対に行かないと思うけど)
ベルギー発祥で今は色んなところにある「le pain quotidien」というベーカリーレストラン知ってます?
そこの朝食は見事にパンばっか(種類にもよるのですが)なんですよ。
わたしはうれしくて完食しましたが、オットはパン責めに耐えられなかったようです。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-18 00:05
le pain quotidien、知らないです~。私も行ってみたーい。
パン責めはちょっときついものもありますね。食べ放題なら持ち帰りってわけにはいかないでしょうし・・・。
ドイツだったらわざわざ行きたいですか?
ちょっとそういうの何かできないか、校長に聞いてみます!
Commented by Yuko at 2007-07-19 18:29 x
みちえさん、こんにちは。今日はここから初めてコメントさせていただきます。
この場をお借りして、本当にスイスではお世話になりました。リシュモンでの全種類制覇はなりませんでしたが・・・。
素敵なところに連れて行ってもらって、短かったですが色んなスイスのパンやケーキを味うことが出来ました。
全体的に、パン類もケーキもドイツとは違って「小さくって繊細でかわいらしい」と言う印象を持ちました。すぐお隣なのにこんなにも違うって不思議ですよね。ドイツもスイスも「自分達のものを守り続けて変えない」という頑固さは日本人と違って特徴的な気がします。面白いですね。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-19 20:05
Yukoさん、こちらこそ遊びに来てくれてありがとうございました~!
おっしゃるとおり、頑固な部分ありますよね。
せっかくだから隣からも勉強したらいいのに~なんて思います。
ドイツ人は結構あのリシュモンのセミナーに参加したりしてるんですよ。
でも逆にドイツの学校に来るスイス人なんていないですもんね。もったいない。


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