カルテス エッセン

f0141507_2035073.jpgカルテス エッセン(冷たい食事)は、ドイツの夕食でよく食べられるもので、火を使わずに簡単に済ませましょう、という感じのものです。美味しいハムやサラミなどの肉製品、チーズ、野菜、パンを並べて、あとは適当に各自が食べたいだけ食べます。火を使って作る食事となると、どうしても胃に重たくなってしまうので、この方が軽めでいいんですよね。でも、日本では夕食が一番豪華になることが多いですし、なんだか朝食と似たようなものがテーブルに並ぶのって・・・って感じもあって、うちではたま~にしかやりません。しかしながら、夜に肉料理やらパスタやらっていうのも、めったになくって、どちらかというとサラダとかスープをメインにしたような料理にしてます。

ちなみに、昨日はたっぷりサラダとパン。どんなサラダかというと、トマトと海草ミックスを和風ドレッシングであえておいたものを、食べる時に山盛りレタスと混ぜて、周りにはファラフェルとインドネシアのえびチップスを飾ってみました。ファラフェルは、もともとの目的は今日のお弁当に入れるためでしたし、せっかく揚げ油を使うからということで、えびチップスも揚げたってだけで、結構手抜きです。こんなのでもダンナは大喜び。・・・うちの母が見たら、「ま~!」と私に怒ったあと、「〇〇さん、ごめんなさいね。」ってダンナに謝ってることでしょう。





逆に約9年前に結婚を前提にって感じでドイツに到着した時、もう何度か義父母には会ったことはありましたが、フランクフルト空港から車で移動しつつ、「夕食はどんなご馳走かしら~?」なんて楽しみに家についてみたら、上の写真のようなカルテス エッセンで、「私、歓迎されてないのかしら?」と思ったことを覚えています。でも、よくよく今になって思い出してみると、結構豪華な食卓だったと思うのですけど、日本人の感覚としてはオードブルって感じですもんね。

スイスにはヴェーエという、アルザス風タルトみたいなフルーツタルトの大きい版みたいなのがあるのです。これは甘い系としょっぱい系があるのですが、生地はアルザス風ほど甘くもどっしりともしてなくて、ツヴィーベルクーヘンのようにイースト生地でもありません。「Freitag ist Wähentag」ということで、ヴェーエは金曜日によく食べるそうで、私が働いていたところでも金曜日はいつもの約2倍のヴェーエを焼いて売っていました。

さて、スイスの家庭ではこれが夕食になっちゃうことがあるそうで(甘いのでも)、私の友人は嫁いできた頃、夕方ごろに「ヴェーエを食べるか?」と聞かれて、「こんな時間に食べたら夕食が入らなくなる」と思って断ったんですって。みんなに「本当に要らないの?」としつこくは聞かれたそうなんですけど。その後、待てど暮らせど夕食の気配はなくて、あまりにもお腹が空いたのでダンナさんに「夕食は?」って聞いたところ、「もうあったじゃないか。なんで一緒に食べなかったの?」と言われ、「あれが夕食だったの???」とビックリしたそうです。
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by deutschebaeckerin | 2007-07-10 20:07 | ドイツの生活 | Comments(8)
Commented by Etsuko at 2007-07-10 20:47 x
その昔、旅行中に知り合ったチューリッヒ在住の女の子が、家族と一緒に私の泊まっていたYHに迎えに来てくれ山に朝食を食べに連れて行ってくれたことがあります。そのときに食べたのが三つ編みパン。スイスでお休みに食べるパンだそうですね。そして夜は家によんでくれたのですが、出てきたのがケーキで、私も夕飯はいつ食べるんだろう、と控えめに食べていたらなんとそれが夕飯でたまげた事があります。またまた昔の話ですが、当時小学生と幼稚園の3人の子供連れてドイツ人の家に3週間泊まったのですが、当時小3の娘は夜になると、「お母さん、今日も質素な食事だったね。」と言い、帰国してからしばらくの間夕飯の時、「ドイツ人がこれ(テーブルの上のおかず類)を見たらすごいご馳走って言うね」といい続けておりました。
Commented by maus at 2007-07-10 23:35 x
みちえさんお久しぶりです。お元気ですか?本家とは別にサイトを再開されたんですね。いつも楽しく読ませていただいてます!

カルテスエッセン、一度 真冬にご馳走になったことがあります。お腹はたしかに膨れましたが 体が温まらない!!温かい食べ物、スープに慣れている私の体は この冷たい食物エネルギーを熱に変えるようにはできていないんだな と思いましたよ・・・

ただ うちの母は喜びそう。ビールとおいしいハムサラミには目がないですから。

Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-10 23:39
うわ~、まさに同じような実体験ですね。本当に夕食にケーキが出てきてしまうんですね・・・ヴェーエやケーキの夕食っていうのは、ドイツの義父母のとこでは一度もないですねぇ・・・家によりけりなのかもしれないですけど。娘さんの「質素な食事」発言、正直でおもしろいですね。パンとチーズやハムだけの食事ってたまに用意すると、ほんっと楽だな~って思います。腐り易いものでもないし、ある意味冷蔵庫にいつも入っているようなものばかりですし、これを夕食って決めちゃうと、時間にもお財布にも余裕ができそうですけど、やっぱり根っからドイツ人ではないので、私には無理です。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-10 23:43
あっ、mausさん!!お久しぶりです。先日、去年の試験の写真を久しぶりに見ていて、mausさんのことを思い出していました。あとは、「もやし炒め」(お弁当日記)でも・・・(笑)。
冬の冷たい食事は、言われてみれば更に辛いものがありそうですね・・・。お母様、ドイツ食が合ってるんですねぇ。うちの母は雑穀パンとかは大好きですが、それ以外は結構どうでもいいみたいです。最近では帰省の前に「何も要らないから」としつこく言われます。とどめは「日本国内でお取り寄せしたほうがよっぽど美味しいものがあるし。お土産は京都の和菓子など、国内旅行のもので」ですって。
Commented by toko at 2007-07-11 09:38 x
写真のは豪華だと思います!!!私がよくおじゃまする家族ではサラダ(野菜)を夕食に見たことないです。パンと、チーズ、ハムそれぞれ数(2,3)種類、食後のデザート(ケーキか、チョコか、果物のいずれか)です。私はこの制度が大好きで、(めんどくさがりシュフだから。知ったのは今テレビでやっているドイツ語会話で”kalt essen”として紹介していました。)日本の家で実践しています。夕飯を作らないだけですが。さすがにドイツ圏のようなパン、ハム、チーズをそろえられないので、ジャーに入っているご飯+残り物です。好き嫌いの激しい、そんなに食べ盛りでない子供がいるうちでは文句もです(まだいえない)楽チンです。ただ週末は主人がいるので、心苦しいですが・・・。
Commented by さんぼ at 2007-07-11 12:37 x
ついつい書き込んでしまいます。こんにちはみちえさんと皆さん。
我が家はドイツ料理の一部しか食べられない夫がいるので、夫が家にいるときはほぼ100パーセントカルテスエッセンです。しかしながら手はかからないのは認めるけど、お金は結構かかると思いますね。というのも、夫が、農家育ちということもあって、ハムの質にうるさく、スーパーで買うパック入りなどには手もつけないため、肉屋でいい物を切ってもらう羽目になり、しかもハムって結構古くなるのが早いので、毎日さまざまな種類のハムを揃えるのはお金がかかります。夫がいない夜は、子供たちと焼き飯とか、パスタとか残り物を工夫して作るので手はかかるけどお金はかからないですが。
私の友達のうちでは子供たちの夕食はコーンフレークです。これは例外中の例外でしょう。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-11 13:32
tokoさん、おっしゃるとおり写真のは豪華なんです。これ3年前ぐらいにもサイトに載せたもので、ダンナの友人も来た時のものですから。夫婦ふたりだと、冷蔵庫から出す前に「〇〇はいる?」とか聞いて、食べたいものぐらいしか出さないですもん。tokoさんとこは夕方で残飯整理ができてるんですね。冷蔵庫に残り物ってやたら増えるし(特にうちの実家とかすごい)、私もそれでいいと思うんですけどね~、なのにうちの母とか更にいろいろ買ってきて作っちゃったり・・・いつも、先に冷蔵庫の中のもの食べようよーとか言うんですけど。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-07-11 13:32

さんぼさん、夫さん、ハムにうるさいんですか!それに沢山召し上がられる様子ですね。うちは、ハムを出したところでそんな食べませんし、パック入りを買ってもなくなるまで一週間ぐらいかかります。その前にそうだ、スイスなのでサラミとかハムの種類もドイツほど多くないんですよ。でもって、うちの味覚にあうドイツ風のってあんまり売ってなくて、そういえば、そういう理由もあってドイツにいた頃よりハムやサラミを食べなくなったんでした。でも、チーズの消費量はすごく増えましたけどね。
あと、暑い日は年に数回ぐらいですけど、夜にBircher Müesliにしちゃったりしますよー。ミューズリーを先に牛乳に浸して柔らかくしておいてフルーツいっぱいいれてヨーグルトと混ぜて・・・って。


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