2007年 07月 10日
カルテス エッセン
ちなみに、昨日はたっぷりサラダとパン。どんなサラダかというと、トマトと海草ミックスを和風ドレッシングであえておいたものを、食べる時に山盛りレタスと混ぜて、周りにはファラフェルとインドネシアのえびチップスを飾ってみました。ファラフェルは、もともとの目的は今日のお弁当に入れるためでしたし、せっかく揚げ油を使うからということで、えびチップスも揚げたってだけで、結構手抜きです。こんなのでもダンナは大喜び。・・・うちの母が見たら、「ま~!」と私に怒ったあと、「〇〇さん、ごめんなさいね。」ってダンナに謝ってることでしょう。
逆に約9年前に結婚を前提にって感じでドイツに到着した時、もう何度か義父母には会ったことはありましたが、フランクフルト空港から車で移動しつつ、「夕食はどんなご馳走かしら~?」なんて楽しみに家についてみたら、上の写真のようなカルテス エッセンで、「私、歓迎されてないのかしら?」と思ったことを覚えています。でも、よくよく今になって思い出してみると、結構豪華な食卓だったと思うのですけど、日本人の感覚としてはオードブルって感じですもんね。
スイスにはヴェーエという、アルザス風タルトみたいなフルーツタルトの大きい版みたいなのがあるのです。これは甘い系としょっぱい系があるのですが、生地はアルザス風ほど甘くもどっしりともしてなくて、ツヴィーベルクーヘンのようにイースト生地でもありません。「Freitag ist Wähentag」ということで、ヴェーエは金曜日によく食べるそうで、私が働いていたところでも金曜日はいつもの約2倍のヴェーエを焼いて売っていました。
さて、スイスの家庭ではこれが夕食になっちゃうことがあるそうで(甘いのでも)、私の友人は嫁いできた頃、夕方ごろに「ヴェーエを食べるか?」と聞かれて、「こんな時間に食べたら夕食が入らなくなる」と思って断ったんですって。みんなに「本当に要らないの?」としつこくは聞かれたそうなんですけど。その後、待てど暮らせど夕食の気配はなくて、あまりにもお腹が空いたのでダンナさんに「夕食は?」って聞いたところ、「もうあったじゃないか。なんで一緒に食べなかったの?」と言われ、「あれが夕食だったの???」とビックリしたそうです。
カルテスエッセン、一度 真冬にご馳走になったことがあります。お腹はたしかに膨れましたが 体が温まらない!!温かい食べ物、スープに慣れている私の体は この冷たい食物エネルギーを熱に変えるようにはできていないんだな と思いましたよ・・・
ただ うちの母は喜びそう。ビールとおいしいハムサラミには目がないですから。
冬の冷たい食事は、言われてみれば更に辛いものがありそうですね・・・。お母様、ドイツ食が合ってるんですねぇ。うちの母は雑穀パンとかは大好きですが、それ以外は結構どうでもいいみたいです。最近では帰省の前に「何も要らないから」としつこく言われます。とどめは「日本国内でお取り寄せしたほうがよっぽど美味しいものがあるし。お土産は京都の和菓子など、国内旅行のもので」ですって。
我が家はドイツ料理の一部しか食べられない夫がいるので、夫が家にいるときはほぼ100パーセントカルテスエッセンです。しかしながら手はかからないのは認めるけど、お金は結構かかると思いますね。というのも、夫が、農家育ちということもあって、ハムの質にうるさく、スーパーで買うパック入りなどには手もつけないため、肉屋でいい物を切ってもらう羽目になり、しかもハムって結構古くなるのが早いので、毎日さまざまな種類のハムを揃えるのはお金がかかります。夫がいない夜は、子供たちと焼き飯とか、パスタとか残り物を工夫して作るので手はかかるけどお金はかからないですが。
私の友達のうちでは子供たちの夕食はコーンフレークです。これは例外中の例外でしょう。
さんぼさん、夫さん、ハムにうるさいんですか!それに沢山召し上がられる様子ですね。うちは、ハムを出したところでそんな食べませんし、パック入りを買ってもなくなるまで一週間ぐらいかかります。その前にそうだ、スイスなのでサラミとかハムの種類もドイツほど多くないんですよ。でもって、うちの味覚にあうドイツ風のってあんまり売ってなくて、そういえば、そういう理由もあってドイツにいた頃よりハムやサラミを食べなくなったんでした。でも、チーズの消費量はすごく増えましたけどね。
あと、暑い日は年に数回ぐらいですけど、夜にBircher Müesliにしちゃったりしますよー。ミューズリーを先に牛乳に浸して柔らかくしておいてフルーツいっぱいいれてヨーグルトと混ぜて・・・って。