Bionade(ビオナーデ)

Bionade(ビオナーデ)って、ご存知ですか?
ドイツ語のリモナーデ(レモネード)を思い起こすネーミングのこの飲み物、ベルリンでもすっかりポピュラーになっていました。

何年か前にダンナが新聞記事を読んで興味を持って以来、うちではドイツに帰省するたびに、ビールなどと一緒に1ケース、車のトランクに積んで、スイスへ持ってきて飲んでるんです。え?もちろん、共産国みたいなスイスには売ってないからですよ。いつもカタカタ重たい飲み物類をドイツから運んでくるのもなんだかな~、と思って一度ツークのお店でも、Erdingerビールを1ケース買ってみたダンナ、家でドイツのレシートと値段を比較してみてびっくり、ドイツの2倍するんですもん。ボッタクリもいい加減にしてもらいたいものです。ついでに「Bionadeはないんですか?」って聞いたら、「は?なんだそれ?」と、スイスに超ありがちな対応をされたそうです(怒)。飲み物専門で商売してるなら、ヨーロッパのトレンドぐらい知っとけよ!って感じですね。

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話が逸れましたが、買ってみよう!と思わせるほど興味深かった新聞記事の内容というのは、商品誕生の逸話だったんです。地ビールを製造してる地方の小さな醸造所のブラウマイスター(ビール醸造職人)は何年間もある菌株を探していたんだそう。それは、「発酵によって酸は出すけど、アルコールは出さないもの」。発酵とアルコールはなかなか切り離せない関係だそうで、実際よく発酵したパン生地も、ぷ~んとアルコールの匂いがしますよね。ですから、この菌株を探すのにとても苦労したそうなんです。しかも、彼の醸造所は経営難で倒産寸前。この菌株探しに没頭したからなのか、倒産寸前だから新しい商品開発に専念したからなのかは忘れてしまいましたが、とにかく彼にとって最後のチャレンジだったそうなのです。

そして、ついにみつけた菌株は、発酵によって糖をアルコールにするのではなく、グルコ酸にするもの。麦芽糖と水を、菌によって酸味のある液体にして、これに4つのフレーバー(ホルンダー、ハーブ、生姜&オレンジ、ライチ)をつけ、微炭酸を加えたものがBionadeです。原料はすべてオーガニックのものを使用しているそうです。

やっと製造をはじめたものの、次の問題はセールスですよね。最初はまだまだ近所でしか売れなかったそうなのですが、1997年にハンブルクの飲み物関係の大手卸業者が仕入れるようになり、とあるパーティーに卸す予定のノンアルコール飲料が足りなくなったので、Bionadeを1ケース混ぜて出荷したところ、そのパーティーで「この飲み物はなんだ?」と話題になり、そこからハンブルクを中心に火がつき、またその後のBIOブームに乗って、どんどん人気が出てきたそうです。今ではドイツ中のバーやレストランで、ノンアルコールのものを飲みたければBionadeという選択肢がありますよね。コーラなどを注文するより、瓶もおしゃれでお店の雰囲気と合いやすいですしね。

昨日からドイツからお友達が遊びに来てくれていたのですが、お土産にBionadeを1ダース持ってきてくれました。ありがとう!
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by deutschebaeckerin | 2007-06-18 20:41 | モノ・商品


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