ベルリン ③

週末の朝は、友人が自宅のオーブンで焼き上げるタイプのフランス風クロワッサンや小型パンなどを焼いてくれたり、前日に私が元職場で買ってきた全粒粉のパンやレモンケーキなどなど、美味しいパンとジャムやハムなどがいっぱいの、典型的ドイツ風朝食をゆっくり食べました。

クロワッサンって結局、折り込むバターと生地の温度が一致してないと美味しく作れないので、ぶっちゃけた話、機械で作られたものの方が美味しいんですよね。味覚は人それぞれですし、機械で作ってても焼き上げ方が下手なら不味くなっちゃうので、断定ではないですけどね。でも、手作りにこだわって自己満足の押し売りされるのが一番やっかいですよね。もちろん、職人として一応ちゃんと手作りの方法を習ったことがあって、知識があることは大前提ですけど。





とにかく、お友達が焼いてくれたクロワッサンは、とっても美味しかった!ドイツのパン屋のクロワッサンって、フランス風にもスイス風(ギップフェリ)にも全く及ばない、イマイチなものが多いので、冷凍買って家で焼き上げるのが一番無難だったりして。・・・・って、私がそんなこと言っていいのか?!いいんです。だって本当のことなんですもん。実際、ドイツのみなさんガソリンスタンドのクロワッサンが美味しいとか言うじゃないですか。あれも冷凍ですし。ミグロのもそう。ナチュラルローソンもそうですよね、餡子ギップフェリ美味しいですね。ヒーシュタントもいいアイディア出しましたよね。

ゆっくり朝食を食べた後は、みんなでナショナル・ギャラリーへ。ニューヨークのメトロポリタン・ミュージアムから来ている有名どころばかりが揃った展覧会を見に行ってきました。チケットを買うと、いつから入場できるのかが印刷されているので、行列を作って並ぶ必要がありません。お友達によると、2年前のMomaの展覧会の時は、行列作って待たなきゃいけないし、中は混んでるしで大変だったのこと。その教訓なんでしょうね、とにかくすごく快適です。

私たちは土曜のお昼だったにも関わらず30分後に入れるということだったので、日陰でお喋りをして待ちましたが、携帯に「もうすぐ入れますよー」とSMS(メール)で連絡してくれるサービスもあるそうですから、入れるまで近くのポツダム広場で買い物をしたり、ぶらぶらしておくこともできますね。

中ではイヤホン(有料)で説明を聞きながら見られますし、入場制限をしているので混みすぎていないしで、とても興味深く絵を見ることができました。このオーディオ説明は、子供用もあって、物語みたいに楽しく説明してくれているため、友達のところの6歳のお嬢さんも1時間半もずっと退屈せずに絵を鑑賞することができたんですよ。これってすごく素晴らしいことですよね。

絵はほとんどが有名な素晴らしいものばかり、本当に見ごたえがあります。私もお友達も「声をきくジャンヌ・ダルク」という絵がとても印象に残りました。甲冑を着て戦っている彼女ではなく、まだ普通の農村の女性で、神の啓示を聞いた時を表現してるのですが、ものすごく美しい絵なんです。Wikipediaにも写真が載ってますが、実物はもっと明るい色彩で、本当に印象的なんですよ。

みんなで、芸術に感動した後は、KaDeWeへ行きました。小腹が空いたので、まずは広場のFritz&Co.で久々にカリーヴルストを食べます。デパート前の広場には何軒かのインビスがありますが、せっかく食べるならFritz&Coがいいですよ!冷凍物を揚げてるのではなく、「今日はこの種類のジャガイモを使ってます」とお店の前に飾ってるように、ジャガイモからちゃんと作ってくれてますし、ソーセージもBIOです。やっぱり美味しい~~♪

ちょうどKaDeWe(デパート)の一階の入り口を入ったところに、麦畑が広がっていて、そこにさっき美術館の中で見たミレーの「秋」のレプリカが飾ってありましたので、写真を撮ってみました。KaDeWeは店長がフランス人になったらしくて、昔より売られているものがお洒落になっていました。しかし、やっぱりKaDeWeに来たら、有名な食品フロアに行かなければいけません。

この食品フロアや日本のデパ地下を知ってる私なので、やっぱりチューリッヒのGlobusとかJelmoriでは全く満足できません。ロンドンのハロッズも正直「こんなパンやお菓子ってどうなの?」って6年前に思いました。もしかしたら今はよくなってるのかもしれないので、あまり言わないことにしますが、マイスターコースでクラスメートだった子がハロッズでパンを焼いてた子だったんですが、「私はハロッズにいたのよ~!」っていう主張が最初はすごかったものの、実技を見たクラスメート一同、「ふ~ん・・・・。」って感じで、コースが進むにつれて彼女自身だんだんトーンダウンしてたので、やっぱり今だにあんまり変わらないのではって気はしてますけど。

でも、KaDeWeのお菓子もパンも5年前と全く変わらないのは、ちょっとどうなの?って思いました。特に、小型パンの美しくないことと言ったらありません。昔からこんなにひどかったかしら?去年マイスターコースで小型パンを美味しく美しく作ることに、やたら砕身させられた私なので、それでチェックが厳しくなりすぎているとは思えないのですが・・・・。でも、スイスで働いて私が学んだことの一つに、もっと出来上がりの見た目に注意を払うってことがあります。ドイツのパン屋ってだいたいが大雑把なんですよね。大型パンはそれでもいい場合が多いとはいえ、小型パンに同じやり方をしててはいけないんですよね。それにしたって、焼き色も本当に不味そう。・・・・ベルリンはパン組合の本部もある場所なのに。あんなのが有名なKaDeWeの食品フロアに出てるなんて、業界のイメージダウンですよー。どうにかならないのかな?先生に聞いてみたいと思います。
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by deutschebaeckerin | 2007-06-16 18:24 | 旅行 | Comments(0)


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