ベルリン ②

元職場を後にした後は、ハーケッシャー・ホーフの辺へランチを食べに行きました。昔に比べて駅前のカフェが増えましたね。昔はまだまだ寂しい東っぽい雰囲気の残る場所だったのに。お昼を食べたベトナム料理に限らず、ベルリンのお店で働いてる人は、若いイキイキした人がいっぱいですね。他の世界の有名都市と比べて家賃も安いのだと思いますが、観光客も多いのでアイディアと中身がよければ成功し易いでしょうね。

あれ?今までの私とベルリンに対する意見が全然違うじゃない?ってビックリしてますか?私もベルリンに5年ぶりに行ってビックリしちゃったんですよ。魅力的な街に変貌してました。人も街も印象って変わるんですね。小学校の時、クラスの後ろに貼られていて暗記させられたのが、平家物語の第一句。スイスの新聞やテレビを見てると、よく思い出す文章です。文学のある国に生まれてよかった。私も肝に銘じて謙虚に精進しなきゃいけません。





ご飯を食べた後は、ベルリンのパン組合に恩師を訪ねて行ってきました。サイトの方にヴァインハイムのセミナー案内を載せましたが、ベルリンも日本からのセミナー参加には積極的に対応していきたいそうです。ヴァインハイムは権威がありますし、セミナーを受けるのには全く申し分がない場所なのですが、自由時間に見てまわる所が少なすぎなんですよね。その点、ベルリンは自分の足でも動けますし、今回私が刺激を受けたように、パンのトレンドも素晴らしいものが(あるところには)あります。いい鼻を持ってなきゃいけませんが、そういうのは、私をはじめ製パンマイスターの面々が、いい所を嗅ぎ分けてアドバイスできます。

組合を後にして、昔住んでいた地区へも行ってみました。おかださん達とバウムクーヘン食べ比べをしたのは、もう7年も昔。コットブサー、ザルツヴェーデラー、ドレスナーが超有名産地ですが、その他にもおかださんが日本から持ってきたユーハイム、いまや日本でも売られているというラビーン、そして私の一押しだったブーフヴァルトのバウムクーヘンをみんなで食べ比べしたんです。

ブーフヴァルトは私の住んでいたところの近くにあって、ここのバウムクーヘンは、ベルリン人にはとても有名で、マジパンの香りが少しして、しっとりしててとってもお気に入りでした。私の日本での結婚披露パーティーの引き出物に沢山作ってもらったこともありました。今回久しぶりに買ってみたら、マジパンの香りが全然しなくなっていて、なんだかパサパサしちゃってて、ちょっとイマイチでした。どうしちゃったのだろう?たまたま変なのを買ってしまったのでしょうか。残念でした。

その後は、もちろんトーマスの花屋。今ではすっかり有名になっちゃって、高い花屋ってことでも有名になっちゃったみたいですが、昔からすばらしいセンスでしたもん、よく分かります。夕食にお招きされていたので、そこへ持っていく花束を作ってもらったのですが、うん、本当に昔よりずいぶん高くなっていましたし、昔みたいにオーナーのトーマス自ら動き回ってるって感じでもないし(昔は朝から晩まで彼がいたのにな)、店員さんもノーマルっぽいし(昔はゲイとレズばっかりだったのにな)、ちょっとだけ寂しいな~って思ってしまいました。でも、センスはさすがでしたが。

そしてお決まり、となりの小さなイタリア人おじいさんのジェラート屋でアイスを買います。「小さな」っていう形容詞は、「イタリア人おじいさん」にも「ジェラート屋」にもどちらにもかかります。本当に小柄なおじいさんが手作りアイスを作り続けてるところで、知る人ぞ知るお店なんですよ。昔は1玉1マルク(60円)だったのが、ユーロになった年は50セント(当時60円)と珍しくお値段据え置きのお店だったんですが、いまや70セントで、ユーロ高も影響して、110円以上です!円に換算すると高い!まぁ、それでもベルリンの他の場所よりはずっと安いですけどね。

こんな感じの私の元ご近所。実は新しい中央駅から1駅の便利な場所にあります。観光のついでに、ガイドブックには出ていない、レアな下町もいかがですか?

Konditorei Buchwald
Bartningallee 29
10557 Berlin
http://www.konditorei-buchwald.de/

Blumen-und Gartenkunst
Alt-Moabit 21-22
10559 Berlin

Eisdiele Nigro
Alt-Moabit 20
10559 Berlin
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by deutschebaeckerin | 2007-06-15 21:25 | 旅行 | Comments(5)
Commented by Etsuko at 2007-06-16 14:04 x
地元(東京足立区)に有名な(一部でですが(^^);)バームクーヘン屋さんがあります。しっとり柔らかくてユー○イムよりずっとおいしい。お里帰りの際には是非!(連絡下さ~い。)またドイツの朝食なんですが、私にとって友達の両親の家(Wuppertalにあります。)の朝ごはんはドイツそのものです。テーブルに並んだそれぞれ何種類もあるパンとハムとジャム・チーズの何を食べるかで迷いますよね。うちの娘にとってのドイツはハムだそうです。スーパーに行くと白衣着たショーケースの向こうのおばちゃんが子供を見るとハムをくれますよね。しかし、こちらでは皮までおいしいドイツパンになかなか出会いません。ドイツパンの皮ってどのくらい固いものですかね?時々みじん切りにしないと食べられないような皮があるんですけど・・それってどうなんでしょうね?
Commented by deutschebaeckerin at 2007-06-16 18:41
へ~、そんなお店があるんですかー。食べてみたいです。次の帰省(たぶん今年はもう帰らないですね~)の時に教えてくださいね!
朝ごはんって大事ですよね、今は「早寝早起き朝ごはん」と言うらしいですね。そのお友達のご両親のお宅みたいな朝ごはんだったら、嬉しくて沢山食べたくなるでしょうね。
肉屋の餌付け(笑)、話には聞いたことがありますが、本当なんですねー。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-06-16 18:41
で、パンの皮ですけど、そんなに固いのは本当はダメですよ。マイスターコースでもしつこく言われたことは、自己満足はダメ!ってことでした。たとえば打ち粉がたっぷり付きすぎてるパンとか。田舎風はこうなんだ!といくらパン屋が主張したところで、お客様のおうちのテーブルが粉だらけになる、それは誰が掃除するの?ってことですよね。もちろん、人それぞれ好みがあって、Etsukoさんが固い!と思うものを、逆に美味しいと感じる人もいるかもしれないので、もしかしたら、それはそういうパンなのかもしれないですし、断定は難しいですが、とにかく、みじん切りにしないとだめっていうのは、やっぱり良くないと思います。焼き方が下手なんですね。でも、もし乾燥して固くなるものなのでしたら、パンはビニール袋に入れて常温で保存するのが一番いいので、そうしてください。(そうやってるけど、固いっていうことなら、余計なことですみません)
Commented by Etsuko at 2007-06-16 20:43 x
そうなんです、そうなんです!自己満足ってたしかにある。自然食品店で売ってる物に多い。一度、あまりに硬くて切れば穴(空洞)だらけのパンだったのでお店の人に言いました。そのパンから自己満足と横柄さを感じたのです。ほかのその辺のパンと違うんだから食べる方は有難くお食べ、みたいな。そんなパンより大量生産のPASCOのライ&ナッツパンの方が可愛げがあるというものです。でも、店の反応は「違いが分らないヤツだな」という感じでした。まぁ、もう買わなければいいだけですけどね。
Commented by deutschebaeckerin at 2007-06-16 21:25
うわっ、嫌です、そういうの。 「天然酵母」にこだわるのは勝手ですけど、だからと言って「イースト=悪」みたいな極端な人も苦手です。
大量生産のパンが悪いわけではないですもんね、逆にドイツなんて、工場とかの方が消費者の意識に敏感で、いち早く自家製サワー種だけに切り替えたり、添加物をやめたりしたところもあるんですよ。


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