オリジナル作文のすすめ

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スポーツ休暇も今日で終わり。スイスどんぐり倶楽部は「家庭学習」を推奨していて、「させる」学習は効果が薄いばかりかマイナスだと思っておりますので、楽しかった休暇の出来事を絵日記や作文にさせるようなことは、推奨しません。

本家どんぐり倶楽部から引用すると、「子供たちが感じているすべてのことを文章で表現することは、子供たちにとって不可能であり、それができるのは、作家である。『○○だからこう思った』と書いて先生が褒めたら、それ以外の感情を抹殺することになる。」

つまり、幼い表現、少ない表現力に言葉にできない数多くの感情を当てはめると、それ以上広がらなくなってしまう危険性があります。
「楽しかったです」
「おもしろかったです」
「うれしかったです」

こんな感想で締めくくる絵日記や作文で文章の練習をして、その子の表現力は大丈夫だとお考えですか?

はい、大丈夫です。という方はそのままで。
そうでない方は、疑問や意見を「教育のプロ」である先生にどんどん言いましょう。お金を払って親子で時間を使って、マイナス学習はやめましょう。

宿題をこなすという意味で、子どもに旅の思い出を絵日記や作文にさせる代わりに、ママが作文をしましょう。

ルクセンブルグのどんぐる先生の「オリジナル作文」をご紹介します。

「ハーフの子どもたちの日本語学習で
日本人が日本語を勉強する
やり方、つまり、自分が子どもの時に
やってきた同じ方法に
かじりついていたのでは
苦行だし、拷問です。

それでは、ちょっとかわいそうですよね。
で、この方法だと、
とっても楽しいし、面白いし、笑えるし、

ということで、
子どもたちの食いつきが全く違います。
つまり、学習効果も高いわけです。

ですから、日常の日本語学習に
コレを織り交ぜていくのといかないのでは
のちのち日本語力に大きな差が
つくのは目に見えています。

で、さてその方法は・・・
「オリジナル作文」
です。
「なんだそれ?」
「作文書かせるの?」
「あっ、ダメ。うちの子作文って
言ったら拒否反応おこすから。」
って、思いましたか?

誰も子どもに作文書かせるって
言ってませんよー。
書くのは、
「あなた」です。

そう、お母さんが子どもの日常生活で
起こった出来事を作文にして、
それを子どもたちと一緒に音読してもらう
のが、「オリジナル作文」です。

どうしてこの「オリジナル作文 」が
効果的かというと、

1、自分の身の周りで起きた出来事なので
イメージしやすい
2、自分の身の回りの出来事を伝えるための
正しい日本語が学べる
3、内容がすでに分かっているため、拒否
反応が少ない

イメージしやすいということは
出来事と言葉がリンクしやすいという
ことですので、自分と全く関係の
ない話をされるより頭に入りやすい
ということです。

とにかくインプットが少ない子どもたち
ですから、作文を書かせるよりも前に
まずは正しい日本語の表現を多く聞かせる必要が
あります。

魔法の学習法と書きましたが、
実際には、今日ちょっとやったから
あしたからぺらぺらになると
いう魔法は現在発見しておりません。笑

ということで、
難しい熟語を勉強する前に、
まずは自分の事や過去の体験などを
人に分かるように話せるように
なることのほうを優先させましょう。

子どもたちが伝えたい内容を、
お母さんが作文内でどんどん
代弁してあげて下さい。

そうすることで、子どもたちも
あの状況はこうやって説明すれば
いいんだというお手本を沢山
耳にすることができますよね。

とにかく、
作文を読んであげると
子どもたちは、笑顔になりますし、
面白がって笑ったりします。

さらに、詳しい状況説明をしてくれたり、
そこから話が発展したりもしますし、
何より笑いがでるので楽しいです。」

引用終わり。


私もスキー休暇中の体験を文章にできるように、単語でキーワードをノートにしたためておきました。子どもが自分で表現できる言葉ではなく、大人が普段使う熟語をバリバリ入れてあります。滞在中も、その熟語を普段の会話に意識して混ぜたりしておきました。

「快晴」「滑走距離」「標高差」「公用語」「初心者」「上級者」
「ゲレンデ」「渋滞」「民族衣装」「霜取り」。。。その他いっぱい

全部を一つの作文にするのではなく、少しずつ文章にして、子どもたちと楽しく思い出を振り返りたいと思います。
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by deutschebaeckerin | 2017-02-19 15:10 | 日本語学習 | Comments(0)


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