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「工夫をするたびに賢くなる」

どんぐり公式ホームページはジャングルのように読み難いのですが、今だけ「まずはどんぐり問題の入門書と基本理論に目を通して下さい」ということで、
入門書「最初に選びたい学習方法」
基本理論「思考の臨界期・縮刷版」
が、公式サイト真ん中よりダウンロードできることになっています。
(青い字でFACE BOOK と書いてあるところの下です)
http://reonreon.com/

私もさっそくダウンロード。「最初に選びたい学習方法、上」の25ページに良いこと書いてありますので、引用いたします。また、思考回路について、
言葉のむこう
というブログからの引用も追記します。

「どんぐり問題は答えを出すための問題ではなく、思考回路をつくるための問題です。思考回路というのは子供自身が何かを工夫した時に生まれます。今の大人が子供だった頃は、生活と遊びの中で工夫をする機会がたくさんありました。

つまり、日常生活の中でさまざまな思考回路をつくることができていたのです。しかし、今はご飯を炊くことも、お風呂を沸かすことも、遊ぶことさえもボタンひとつの操作で済んでしまいます。日常生活の中で工夫をする余地はほとんど残されていないといってもいいでしょう。

学校教育の中身は昔も今も変わっていませんが、思考回路をつくる環境がない今の子供達に、昔はさほど悪影響を及ぼしてはいなかったパターン学習・高速学習・反復学習に代表される作業学習が、回復できないほどの悪影響を及ぼしています。その結果、「考えられない子供達」を大量に生み出しているのです。「自分たちの時代にも繰り返しプリントをした」「徹底反復が基本だ」「読み書き計算が基礎だ」は、もう通じないのです。日常生活を含めて、これだけ教育環境が悪化している(自然には思考回路が育つチャンスがない)現代では、綿密な思考力養成の理論と手法が必要なのです。」

言葉のむこう、頭の中の回路より

「どんぐり倶楽部の理論には「思考回路」という言葉が頻出します。そして、単純作業的な勉強(大量の単純計算、漢字練習など)の害を強く警告しています。脳がダイナミックに発達している途上の子供が、単純作業を大量にやると、その作業をするために使う脳内回路がいびつに強化され、他の回路の発達・形成が阻害されるというのが、その理由です。どんぐり倶楽部の糸山先生が、子供の頭の中を直接見たはずはないので、たくさんの子供の様子を観察して気づき、その問題意識を持って脳科学研究の成果を調べたら、先生の気づきを証拠づけるものがあり、どんぐり理論が体系化されていったのだろうと推測しています。

私は今まで、思考回路は初めはとても少なくて、外からの様々な刺激で形成されてくる、何もないところに、道のような回路がウニョウニョと伸びていく、そんなイメージを持っていました。けれども、利根川進先生の「私の脳科学講義」(岩波新書)を文章を読んで、もしかすると初めから非常に細くて弱い回路はたくさんあって、それが環境によって、強化されたり、消えてしまったりするのかなという気がしました。

 赤ちゃんは、じつは人間の言語で使われている七〇~八〇個の微妙な母音の音のちがいを、すべて区別することができる能力をもって生まれてくるのです。しかしながら、赤ちゃんが育つ過程において、親を含めたまわりの人々が、いわゆる母国語で話して、これが赤ちゃんの脳へ入っていきます。そうすると、脳でどんなことがおこるのでしょうか。赤ちゃんの脳は、その母国語に使われている母音に反応する回路が、ひじょうに強化されていきます。それはとうぜん、七〇~八〇ある母音のほんの一部で、たとえば日本語でいうと、こまかく方言などを入れたとしても、せいぜい一〇個ぐらいの母音しかないわけです。そういうなかで育っていと、本来もっていたそのほかの母音に反応する脳の回路は、徐々に退化していきます。そしてある年齢になると、母国語の母音にはひじょうによく反応し、区別できるけれども、それ以外の外国語の母音に反応する回路がほとんど退化して、なくなってしまうという状態になるのです。(2 脳科学の現在と可能性 「脳ネットワークの臨界期」p.59~60)」

以上、引用おわり



私は日本育ちなので、「L」と「R」の聞き取りがきちんとできません。ここ育ちのわが子は完璧で、娘は3歳ごろから、LとRの入った単語や名前の私の言い間違いに駄目だししたり訂正してくれます。

「L」と「R」の聞き取りの必要ない日本で育ったから、私のこの回路は退化してなくなったのでしょうね。

子供達の思考回路も同じですよ。思考回路養成じゃないところに力入れていると、できる回路が少ないまま12歳を過ぎてしまいますよ~。
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by deutschebaeckerin | 2017-02-10 21:16 | どんぐり倶楽部 | Comments(0)


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