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スイスで帝王切開

帝王切開での出産って本当にあっという間ですね。
局部麻酔がかかってから5分ぐらいで出てきちゃうんですもん。
大きくなった子宮はかなり薄いらしく、先生が「ほら、黒い髪の毛がいっぱい見えますよ~」って言うからダンナが見たら、まだ子宮を切る前で透けて見えていたそうです。そこからはあっという間で、「頭が出ました、肩が出ました」って説明されて、その直後にぐわっ!!!と重たいものがお腹から出て、「お腹が軽くなった~~~!!」というのが私にもはっきり分かりました。

で、生まれた瞬間にもう産声ってあげるんですね、すっごい大きな声で泣いていて、「あ~良かった」と思いました。ダンナがへその緒を切って、赤ちゃんはタオルで拭いてもらいつつ簡単なチェックを受けて、すぐに私のところへ連れられてきました。その間、先生が私の腹を縫ってくれていたのですが、これが一番辛かったかな~。というのも、去年の手術と同じところを縦に切ってもっとキレイに縫い合わせてもらうことにしていたので、局部麻酔のかかり方が横切りよりも広くて肺のあたりまで来ていたのです。まず息をするのが苦しい上、麻酔がかかっていても引っ張ったりするのって分かるんですよね(痛さはありません)。生まれるまでは5分でしたが、その後の作業が20分ぐらいなので、苦しいのとなんだか腹をいじくり回されてるのが分かるのとが結構気持ち悪かったです。

スイスで帝王切開_f0141507_14535230.jpg全てが終わって静かに家族3人でのんびりする部屋に移動しました。胸の上の赤ちゃんが顔を揺らしてずっと何かを探してるので、おっぱいのところに動かしてみたらさっそく自分でくわえてくちゅくちゅ口を動かし始めたのでびっくり。助産婦さんがくわえ方を確認して「上手!!この子は大丈夫。」と褒めてくれました。いーたん、親に似て食いしん坊みたいです。・・・私も相当お腹が空いていて、「何か食べたいのですが~」と言ったら、「夕食にスープを出しますが、ちゃんとした食事は明日からね。」と言われ、ガーーーン!!「夜中から飲まず食わずだし、そんなんじゃ元気になれません」と泣き言を言ったら、お昼にはスープとラスクを持ってきてくれました。

写真は身長(51cm)と体重(3345g)を計った後、初めてお洋服を着せてもらった時のもの。まだまだむくれていてガッツ石松です。ちなみに、私も知りませんでしたが、産湯にはつけません。タオルで拭いただけ。胎脂をつけたままにすると、これが自然に肌になじんで肌を保護するそうです。結局、いーたんが初めてお風呂に入ったのは生後4日目、その後もこちらの方針だと週1~2回の沐浴となっています。
by deutschebaeckerin | 2009-02-10 07:00 | 妊娠・出産・育児